今日は、三重県津市安濃町の明合古墳群について書いてみます
以前、ブロガーさんに情報をいただき、まだ行っていなかったので訪問してきました
古墳群の主役となる主墳は、方墳の両側に造り出しがある双方中方墳という非常に珍しい墳形
画像にホコリが写り込んでしまいましたが、温かい目でご覧いただけると嬉しいです
主墳は、真ん中に一辺約60m、高さ10mの方墳で両側に造り出し付き造り出しを含めると全長81mという大きさ
この珍しい墳形は、古墳オタには失神レベルの感動です
5世紀前半の築造です
主墳の推定土量を、すべて盛り土として考えると14,000㎥になるのですが
これって、10トン積みダンプで1500台分相当の土になるそうで、車も何もない時代に、相当な労働力ですよね
墳上から南側の造り出しを見下ろしましたが、見えにくいので
墳丘を降りて、横から見てみました
造り出しが、よくぞここまで残ってくれました
造り出しから、真ん中の墳丘を眺めてウットリです
桜が満開なので、周りにはお花見のお客様がたくさんでしたが、私は造り出しに夢中(笑)
北側の造り出し
周囲に、陪塚と考えられる方墳が5基
2号陪塚は、一辺22m、高さ2m
墳丘から4号陪塚、5号陪塚が見えるか見えないかの距離ですが、残っています
墳丘を行ったり来たりしていたら、お花見中の子供たちにジロジロと見られました多分、変なおねえちゃんがいると思われたんでしょうね
変なおねえちゃんの三重県古墳巡り、何回か書かせていただこうと思います
(参考)安濃町史 通史編 安濃町 1999年10月30日