2月初頭に岡山県真庭市で古墳巡りをしたので、その話を書きます上中津井の定東塚・西塚古墳を見てきました
方墳2基、7世紀前半築造です駐車場があるので、車でもOK私はバス利用です
開口している横穴式石室が並ぶ、このビジュアルがたまりませ~ん右が定東塚古墳、左側が西塚古墳
2基の方墳ですが、一連の墳丘なのか、互いに独立した墳丘なのかは判断が難しいとのことです
まずは、先に造られた定東塚から入らせていただきます
羨道長6.35m。
石室は全長11.6m、右片袖式
玄室長5.5m、玄室幅(奥壁付近)2.2m、玄室高(奥壁付近2.7m)陶棺4基、貴重な金糸や純金リングも発見されており、リッチ感が漂う石室です
入って右側の側壁
入って左側の側壁
次に造られた西塚にも入らせていただきました
羨道長5.7m。
石室全長10.7m、定東塚と同じ右片袖式
玄室長5.0m、玄室幅(奥壁付近)2.0m、玄室高(奥壁付近2.6m)埋葬主体は、陶棺6基+木棺1基。
石室は定東塚よりやや小さめ、使用石材も東塚より小ぶりです
発掘調査は何回かに分けて行われており、空き家を3軒借りて調査員がそこに住み、食事当番が30人分以上の食事を作っていたそうです(初日はカレー)
水不足の年には風呂がわかせない宿舎が出てきた…などあり、これは楽ではないですよ
調査のおかげで、今こうして見学させてもらえています。感謝です
(参考文献)定東塚・西塚古墳 岡山大学考古学研究室 2001年3月31日