先月、奈良県天理市で古墳巡りをしていたのですが、その続きを書きます
龍王山古墳群を見た後、柳本町の櫛山古墳に向かいました下山してからは、10分少々で到着
櫛山古墳は、今回どうしても見たかった古墳です。
前方後円墳ですが、後円部の東側にドーンと造り出しがついていることから双方中円墳とも呼ばれています
なかなかの珍物件です
全長155m、4世紀後半の築造
前方後円墳として言うならば、前方部から後円部を見たところです
前方後円墳マークの黄色の部分が前方部、真ん中が後円部
後円部から前方部(奥)を見たところ
後円部には全長7.1mの竪穴式石室、長持形石棺の破片と考えられるものが出土
そして
後円部に造り出しがあり、ここに白礫が敷かれていました
しかも、表土下にぎっしりと、20~30cmの厚さで詰まっていたそうです
造り出しから後円部を眺めてみましたこの造り出しは祭祀の場所だった可能性あり
結構な高さがちゃんと残っています
造り出しの斜面に、白礫がゴロゴロ白くきれいな石です石英でしょうか?大量の石をどこから持ってきたんでしょう
白礫がやきいもの石と似てるかもしれませんが、絶対に気のせいです古墳の白礫は神聖ですもんね
憧れの櫛山古墳、行けて良かったです
参考文献
大和考古資料目録第11集(前期考古資料1) 奈良県立橿原考古学研究所附属博物館