今回は、奈良県の古墳について書かせていただきます
2月19日に、県立橿原考古学研究所附属博物館で開催中の「高松塚古墳・極彩色壁画発見50年記念展」を見た後、いくつか古墳を歩いてきました
まずは、知名度№1ではないかと思う桜井市の箸墓古墳なんですが、行ってみるといつもとは違う様子でした
あっ、手前が池のはずなのですが、水抜きされています
ということは
宮内庁の管理下にあるので入ることはできませんが、墳丘の周りを見学できる大チャンスです
前方部の脇に石がゴロゴロしていますが、ほとんどが古墳の葺石
葺石に混ざって土器片などあるかもしれないとか、ムラムラと妄想に浸って幸せな古墳時間を過ごしました
纏向石塚古墳も見学してきました箸墓古墳から徒歩で15分くらい
全長約96mの前方後円形墳墓で、前方後円墳なのか、弥生末期の墳丘墓として考えるのか、悩ましい古墳です
黄色線のあたりに、短い前方部があったようです
前方部のすぐ横のあたりで、方形周溝墓も2基発見されています
墳丘が削平されていますが、第二次世界大戦中に高射砲陣地として使われていたためだそうです
当時は仕方なかったとしても、今後は古墳を大事にしましょう~
今回、奈良県では私的な用事&古墳が目的でしたが、もうひとつの目的が前述の博物館で太安万侶の墓誌を見ることでした
「古事記」を編纂した文官が実在した証拠ですもんね
カメラNGマークがなければフラッシュ無し撮影はOKで、営利目的ではないブログなら掲載してもいいと受付で伺いました
太安万侶さん、「古事記」を残してくれてありがとうございましたこれがなければ、日本の古代史は謎だらけでしたよね
(参考文献)
纏向石塚古墳第9次調査ー纏向遺跡第144次発掘調査の概要ー2006年3月25日 桜井市教育委員会 現地説明会配布資料