あけましておめでとうございます
昨年は、こんな古墳ばかりのブログですが、お読みいただきありがとうございました今年もよろしくお願いします
前回の続きで、福岡県の古墳巡りについてです
法正寺貴船古墳から徒歩で30分弱、行橋市福丸・願光寺裏山古墳を見てきました
椿市廃寺の裏手にある山林に入るので、中は真っ暗
もう少し葉が落ちてからのほうが見学しやすいと思います
山に入り、5分もかからず天井石がチラリと見えました
わーい
資料によると径15mの円墳ですが、目安としての推測だそうです山林で斜面なので、墳丘裾を測るのが難しそうかも
羨道部がハの字に開いていることが特徴
羨道部幅2.7m、羨門部は4mという広さ
幅の広い羨門部を閉塞していたとは考えられず、羨道は祭場として利用されていたのではということです
7世紀後半の古墳で、特異な例として注目される石室
羨道の巨石
高さ1.7mなので、立ったまま入ることができました
奥壁幅2.5m、高さ平均1.7m、巨石ぶりがいい感じです
両袖の立柱
立柱が斜めに見えますせり出しているのもありますが、写真が下手なんですよね
この古墳がある舌状台地一帯には、なんと500~800基の古墳があるそうです(昭和51年当時)
畑などに開墾されて今は減ったかもしれませんが、貴重な古墳が残っているのではと思います。
考えただけでムラムラきました
夢のあるエリアですね
参考
行橋市の文化財 第2集 古墳群・古城の部 行橋市教育委員会 昭和51年3月10日(ムクモト古墳)