今回は、佐賀県藤津郡太良町の田古里古墳について書いてみます太良町は海岸に接した町で、古墳時代には漁業小集落があったと考えられています
肥前鹿島駅近くの鹿島バスセンターから、バスで行けます
看板が目印で、ここからは徒歩3分前後
直径9.5m、高さ5.8mの円墳(現地看板より)
なんと、ここでカメラが故障するというアクシデントが
必死に撮影した正面1枚です
カメラから「ガリガリッ、ギギ~」とすごい音がします
石室の全長は10.87m
複室構造なので、中は前室と奥室に分かれています
これは、手前の前室に入る前門です。
前室に入ったところ、今度は懐中電灯がつかなくなりました
かろうじて点滅はするので、点灯した瞬間に調子の悪いカメラのシャッターを押しまくるという人生初の試みで、何とか玄門を数枚撮影
玄門の上が面白いですまぐさ石の上に透かし窓(?)のような空間がありますおしゃれさんですね
奥室は、奥行4.8m、幅2.88~2.97m、高さ4.2m
なんだか天井高いけど、実は
持ち送り式の見事な高い天井が造られているんです
カメラが具合悪いし、懐中電灯がうまくつかないので、石室にあるという不定形の線刻画を見ることは諦め、泣く泣く退却しました
この古墳がある鹿島藤津地方は、大和朝廷に従わない『土蜘蛛』と呼ばれる人たちが勢力を持つ地域だったそうです
私も、親の言うこと聞かないし、会社では好き放題やってるし、現代の土蜘蛛かもしれませんね
(参考)
図説 武雄・鹿島・嬉野・杵島・藤津の歴史 郷土出版社 2009年