私はいつも古墳にぞっこんなのですが、たまには縄文時代のことも書いてみようと思います
栃木県宇都宮市上欠町の縄文時代前期の遺跡・根古谷台遺跡についてです
史跡公園化されているので、歩きやすいですよ
遺跡公園入口には、古墳もあります
将軍塚古墳、7世紀前半築造の円墳
径30ｍ、高さ2.4ｍ、2段築成周溝あり
墳丘を傷つけないように見学しました
公園内にある資料館を見た後、「石室モデル」を見学
すぐ近くにある聖山1号墳(円墳)の横穴式石室を、模式的に復原したものだそうです。
さて、遺跡内に突入です
大規模な集落跡で、特殊な大型建物跡がいくつも発見されており、墓域もあります
古墳オタとして気になるのは、やっぱり墓域。このような墓壙が320基あまり発見されています
配石墓として、一部だけ復原
埋めた場所がわかるように、石を置いていたんですね
この遺跡には、長方形大型建物跡が16棟分あります
墓域を意識して建てられていることから、葬送儀礼や墓前祭祀などの集団祭祀が行われていたと考えられています
その他、方形建物跡11、掘立柱建物跡18、竪穴住居跡27、計72棟分の跡があり、320基の墓壙と合わせると、発掘調査がかなり大変だったと思います
ずっと座ったままひたすら掘るって、腰痛になりますよね
調査員の皆様、ありがとうございます
楽しく見学できました
(参考)
根古谷台遺跡(縄文時代編) 平成30年 宇都宮市教育委員会