今回は、少し変わり種の古墳について書いてみますね
積石の前方後円墳なのですが、土を併用せず中もぎっしり積石で石室は合掌式いうワクワク古墳を載せます(前方後方墳の可能性もあり)
徳島県三好郡東みよし町の丹田古墳です
道中の看板には天空の古墳と書いてありました
ここは標高320mという高い位置なんですよ
全長約35m、4世紀代の築造
後円部・直径南北17.5m×東西17m、前方部長さ約18m
看板から奥に進んで行きますが、積石を崩さないように注意しながらです
松の根が入り込み崩れたりもありますが、結晶片岩がゴロゴロ
前方部が少し広がる魅惑の箸墓古墳タイプです
後円部の南側に行くと、草がなく、積石が絶賛露出中
後円部到着
えぐりとられたような状態で、本来ならここも積石でぎっしりなのに
竪穴式石室に穴が開いた状態で、網がかけてありました
竪穴式石室の両壁を持ち送り、天井部で合わせているので、天井が三角形で合掌式となっておりますきゃー
調査報告書の写真では見事な三角形ですが、見えないので妄想しました
これ以上崩れるといけないので、上がって覗いてみたいのですが、それは我慢
では、天空の古墳ということなので、後円部上から集落を見下ろしてみようとしましたが
木がモコモコで景色も見えません(笑)
崩れそうな石室の上に立つのも良くないし、後円部を歩くのは中止
石室も墳丘も、これ以上壊れてほしくないです立ち入り制限があったほうがいいかなぁ~と思った心配墳でした
大丈夫かな
(参考)
徳島県三好郡三加茂町丹田古墳調査報告書/同志社大学文学部文化学科 1971年