前回の続きで、千葉県長生郡長柄町・長柄横穴群の見学レポートです
11号墓には見学用の階段がありましたが、15号墓にも階段付きの横穴があります
なんと、15号墓は棺座が4基もあり広々
玄室が寄棟形の豪邸タイプなんですよ(豪邸って変な言い方ですけど、そのくらい広いという意味です)
ロフト?みたいな珍しい高壇式
高壇の高さは、1.86m
かなり高いので、階段がないと入るどころか見ることもできませんね
玄室内に、4基の棺座があります(現地説明板より)
玄室幅4.85m、奥行右側壁3.75m、左側壁3.6m(調査報告書の記録)
右側から1、2、3基の棺座です
左側の棺座です
棺座と壁の間の隙間は、排水溝考えられてますね~
寄棟風に彫られていて、縦の棒みたいな部分、横ラインの彫り込みは建築構造を浮き彫りで表現したもの
お見事です
精巧だし、この広さを掘るのってすごい労力ですよね
横穴も見事でしたが、このとうもろこしも見事です
皮の中に3本入っていました(笑)
普通に購入したのですが、こんなことってあるんでしょうかビックリしました~
【参考】長柄町横穴墓群徳増支群発掘調査報告書 平成5年度 千葉県教育委員会