滋賀県の古墳旅、前回の続きです
野洲市の桜生(さくらばさま)史跡公園の中にある古墳を見に行きました
琵琶湖線・JR野洲駅からバスで行けます
まずは、6世紀後半に築造された甲山古墳です
甲のようにこんもりとした円墳
直径30m、高さ10m
家形石棺の写真を見て、興奮度MAXです
でも、お墓なので、ここは心を落ち着かせて静かに見学を。
羨道入口の柵は、開けて入ることができます
なんと、羨道が下り坂でしたよ
写真ではわかりにくいかもしれませんが、まるで地下室に入っていくかのような気分
『古事記に書かれている黄泉の国は、横穴式石室を描写している』という説がありますが、それを思い出しました
古代の人が、石室に入って下り坂を進み、奥の玄室にあるご遺体を見たとすれば…
う～ん、確かに黄泉の国かも
玄室は、長さ6.8m、高さ3.3m
家形石棺は長さ2.6m、熊本県宇土半島の凝灰岩使用石をここまで運んできた労力がすごいと思います
こちらは、史跡公園内にある円山古墳
6世紀初頭の築造
直径28m、高さ8mの円墳
なんと、この中にも家形石棺が
※こちらの羨道も下り坂のようなのですが、入ることが出来ないので、体感することはできませんでした
熊本県阿蘇凝灰岩を使用
別の家形石棺も置かれており、追葬もあり
綺麗な家形石棺をふたつ見て、もう大満足
黄泉の国から戻ることができて、それも良かったです
帰って来れなくなったら・・・それは困りますもんね
《参考》 島根県HP 【解説】神話を読み解く