古墳業界注目の超珍しい古墳を見てきました石室が十字形という、レアな古墳ですそれは、広島県福山市新市町にある尾市一号古墳なのですが、バスで行けないので、今回はタクシー利用
この案内板までタクシーで運転手さんが「ここから右に歩いて上がると、古墳に行ける山道がある」と教えてくれました
この山道を登るのですが、目印がないなぁせめて、この落ち葉の下から見える石くらいでしょうか
滑るし、細くて危ない山道なので、誰かと一緒がいいかも私のような古墳ひとり旅は、安全じゃないこともあるので、注意してくださいね
10分くらい登ると、墳丘に出ますここは標高196m
この下を覗くと
石室入口7世紀後半の築造で、一辺約12mの八角墳
※案内板によると、ここの『石室』は、厳密には『石槨』です。
奥に小部屋、さらに、左右にも小部屋があります初めて見る造りなので、興奮のあまり最高血圧が300まで上がりました(多分)
中にお邪魔します。(お墓なので、心の中で手を合わせて)
十字形のうち、一番北側、入ってすぐ正面の部屋石の隙間を漆喰で埋めてありますが、壁の表面にも塗られていたと考えられています長さ1.68m、高さ1.15m、幅1.16m。
正面の部屋の右側、東の部屋を覗きます矢印を入れましたが、ここが十字形の“角”の部分。
右側の部屋は、高さ1.12m、奥壁幅1.01m大きさ比較の参考として、275mlのペットボトルを置きました
しゃがんだまま、ぐるりと後ろを向くと、正面左側の、西の部屋があります
懐中電灯を忘れましたでも、肉眼で壁の漆喰を確認できます左側壁の、角をつけて削られている部分は、扉石を置くための加工だと考えられています
もうここに住みたいくらい素晴らしい造りです
超レア十字形で石材加工も精巧、漆喰塗り、さらに八角墳という驚きの高級感感動で胸がいっぱいの、スーパーハイクラス古墳でした
【参考】新市町観光協会ホームページ/尾市古墳