先月訪問した、和歌山県和歌山市の「特別史跡・岩橋千塚古墳群」ですが、他の古墳も少し載せたいと思います
5世紀初頭~7世紀中頃の古墳群です
オレンジ色のしるしが、全部古墳この風土記の丘には約500基、看板以外の周辺も含めると約900基あるという、国内最大規模の古墳群です(※最新の分布調査で、約900基になりました)
前山A24号墳直径約14mの円墳緑で丸をつけましたが、この穴は盗掘坑だと考えられているそうです
石室ですが、天井を見上げると
大きな石梁が1本両側の壁を支えるようにして、垂直に入っています石梁のある古墳は、和歌山県内には全部で23基。少ないですね
しかも、そのうちのほとんどが岩橋千塚古墳群にあるそうです(古墳ガイドさん談)
前山A46号墳直径約27mの円墳石室にお邪魔させていただきましたお墓ですもんね、静かな気持ちで。
左側にある1枚岩は、石室を閉じていた板石です
天井高3mの石室に、石棚と、石梁が4本も
天井を見上げると、垂直に石梁が入っていましたこの石室は、照明がついているので、中の見学がしやすいですよ
石梁の目的は、石室が内側に崩れてくるのを防ぐためだと考えられています。関東にはない貴重な構造なので、見ることが出来て良かったです古墳一人旅、やっぱりやめられませんね~
【参考】古代学研究219/古代学研究会 2019年2月