千葉県松戸市松戸新田にある、天神山古墳を見に行きました
京成松戸線・松戸新田駅から徒歩約10分
都内からも行きやすい古墳ですが、古墳の跡という感じで、明確な墳丘は残っていません
目立つ存在ではありませんが、住宅地に残された大事な円墳です直径約21m、古墳時代後期の築造
「天満宮」の看板と鳥居があるので、場所はわかりやすいですね
この中に円墳があります
墳丘がわかりにくいです
お宮を建てる際に、墳丘は「削平され平らに広げられたことが考えられる」そうです
近世の溝から、燈明皿1点、寛永通宝2点が出土しているので、その時代に古墳周辺に出入りしていた人がいたのだろうなぁと思いました
墳丘が確認できずにもやもやした場合は、北にある遺跡に向かってみるといいですよ
徒歩で約22分、上本郷遺跡に到着です
明治神社が建っていますが、ここは縄文時代前期~晩期にかけての遺跡で、貝塚の跡だというのがハッキリとわかるんですよ
私は古墳オタクなのですが、ここの貝塚はかなり萌えましたね
神社の鳥居周辺に、バラバラと貝殻が露出
神社本殿の横にある土盛りには、白い小さな貝殻破片がび~っしり
かなりの量ですね
縄文時代といえば、5月末に「アズキの栽培化起源が、縄文時代の日本だった」という研究成果が発表されました
縄文時代の人って、実はめちゃくちゃ頭いいと思うんです栗の栽培もしていたし、生きるパワーすごいですよね
私は、ダラダラとしていて生きるパワーがあまりないので、縄文時代に生まれていたら短命だったかもしれません(苦笑)
(参考文献)松戸市教育委員会「松戸市文化財調査報告書第20集」1994年