テラヤマキャバレー。 | 旅食遊。祈恋。

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※ネタバレあり。



慎吾ちゃんの舞台だけど、見るかどうか迷ったなぁ💦


寺山修司、つかこうへい、野田秀樹は私にとって鬼門なのよ。


何で慎吾ちゃんがテラヤマやるの(^^;💦?

でも、寺山修司の作品を上演するわけではないし、ちょっとは気になるから来ましたけど。





1983年5月3日(火)、寺山修司(香取慎吾)はまもなくその生涯を終えようとしていた。
寺山の脳内では、彼を慕う劇団員がキャバレーに集まっている。寺山が戯曲『手紙』のリハーサルを劇団員と始めたところへ、死(凪七留海)が彼のもとにやってきた。

死ぬのはまだ早いと、リハーサルを続けようとする寺山。
死は彼に日が昇るまでの時間と、過去や未来へと自由に飛べるマッチ3本を与える。その代わりに感動する芝居を見せてくれ、と。

寺山は戯曲を書き続けるが、行き詰まってしまう。
そこで、死はマッチを擦るようにすすめた。
1本目、飛んだのは過去。近松門左衛門による人形浄瑠璃「曽根崎心中」の稽古場だ。
近松の創作を目の当たりにしたことで、寺山の記憶が掻き立てられる。
2本目は近未来、2024年のバレンタインデーの歌舞伎町へ。ことばを失くした家出女や黒蝶服、エセ寺山らがたむろするこの界隈。乱闘が始まり、その騒ぎはキャバレーにまで伝播。
よりけたたましく、激しく肉体がぶつかり合う。

寺山は知っている。

今書いている戯曲が、死を感動させられそうもない、そして自身も満足できないことを。
いまわの時まで残りわずか。寺山は書き続けた原稿を捨て、最後のリハーサルへと向かう。

(ネットより)





なんか訳わかんないけどすごかった。

後ろに演奏陣がいるんだけど、アパートみたいなセットの中に一人ずついるのね。
誰が指揮しているのかわからなかったけど。

舞台の雰囲気と演奏が一体化しててなんか謎のパワーがあるのよ。

創作に行き詰まった時過去へ飛んで近松門左衛門に会った時はとても盛り上がるんだけど、2024年の新宿へ来た時は愕然とする。

寺山にはトー横キッズの言葉が理解できない。
薄い板のようなもの(スマホ)で訳のわからないことを言っている。
誰も寺山修司を知らずテラヤマの言葉さえ残っていない。

俺の墓に墓石は要らない。
言葉が俺の墓だ。

と主張する寺山にとってこれは青天の霹靂。

未来に自分の言葉が残っていないことを知った寺山は台本を捨て即興の舞台を作り上げる。




私は台本のない舞台みたいなのが苦手なのであまり得意ではない。
だから寺山は苦手なんだけど『毛皮のマリー』と『青森県のせむし男』だけは大丈夫なんだよね。
そしたらその2つは台本があるらしい。

逆に何故それは台本あるの?
という気持ちにもなるが、なんで即興の舞台を作っているのか?という理由はわかって面白かった。


あと稽古を見たいと野田秀樹が訪ねてくるんだけど寺山は無視なのよ。
でも、あとから来た唐十郎は入れるのね(^^;💦

で、劇団員が「野田さんは?」と聞くと

唐さん先!
野田はあと!

とか言ってるのが個人的にめちゃめちゃおかしかったwww




ただ寺山の母親の描き方がなんかマイルドだなぁ。
私が知ってる過激な話と違う。

母子家庭だったから母親が働いて当然と思うが、寺山は、

「もっとそばにいて欲しかった!」

と訴える。

いや、それ、無理じゃない?
母子家庭なんだから。
それも子供の頃に言うのならまだわかるけど、いいオッサンになってから言われても困る。

また寺山の母は生活のために米兵の相手をしていたこともあるが、それを「男の唾液にまみれた」と言われてもなぁ。

それとも寺山に執着し続けた母親への嫌味なのかな〜(^^;💦?



それに引き換えプロデューサーみたいな女性はとても良く描かれていた。
すごく信頼している、みたいな。
この人はたぶん九条今日子でしょう。

九条今日子は一時寺山と結婚していたがその後離婚。
そのあとも寺山作品の管理をしていらっしゃると聞いている。

その関係がすごくよくて感動したんだけど、ネットでいろいろ検索したら寺山にはたくさん女がいたみたいで、ちょっと感動が薄れてきてるんだけど(^^;💦




慎吾ちゃん、あんまり舞台好きじゃなさそうだったけど頑張ってるなぁ。

まぁ、テレビとかまだ難しそうなカンジもするけど。

また出演するなら見に行きたい。