23-26.Mar.2023

 

美食の国、エクアドル。安価で美味しい食事が多いので、ついつい食べ過ぎてしまいます。オシャレなレストランも多いクエンカですが、まずは国民食、そしてソウルフードを探して市場へ向かいます。市場内はとても綺麗で、なんとエスカレーターやエレベーターまで設置されていました。

 

 

先住民族の方の姿も多く見られるクエンカで、初めてエスカレーターに挑戦したお母さん!乗り口で行ったり来たり、なかなか一歩を踏み出さない姿にお父さんは呆れ顔。意を決して飛び跳ねるように乗ったお母さんを見て、既に下まで降りていた娘さんたちは大爆笑!みんな、ちゃんとお母さんの手引いてあげて〜!!手すりにしがみつくお母さんに、降り口では娘さんが手を差し出して、見ている方までホッとするのでした( ◠‿◠ )

 

 

この辺りのインディヘナの方は、裾に刺繍の入った鮮やかなスカートに三つ編み、帽子、肩からショールをかけています。こちらの女性はヒールを履いて歩くオシャレさんで、とても可愛らしかったです。

 

 

市場はどこも野菜や果物で溢れているものですが、エクアドルはひときわ果物の種類も、その色合いも鮮やかな気がしました。見るだけで美味しさが伝わってくるようです。

 

 

 

市場で見逃せないのがフードエリア。こちらは朝食用の屋台で、パンケーキのようなものも、全粒粉・トウモロコシ・ジャイアントコーンとそれぞれ生地が異なりました。コーヒーとパンケーキで1ドルというお安さ!

 

 

Encebolladosは魚とユカイモのスープ。結構な量なので、途中でサルサを入れたりレモンを絞って味変です。でもやっぱり、この料理は海に面した町・グアヤキルで食べた方が全然美味しかったです。

 

 

豚の丸焼き(オルナード)とテンジクネズミ(クイ)も名物です。豚はパリパリに焼かれた皮部分と、しっとりジューシーなお肉をたっぷりお皿に乗せてくれ、野菜やとうもろこしと一緒に。それにしても、売り方のインパクトが凄すぎる…。そして、豚の上にドサっとある串刺しにされたのが『クイ』、アンデス地方でよく食べられるテンジクネズミの丸焼きです。

 

 

テンジクネズミは、日本ではペットとしてお馴染みのモルモットと同じ仲間。というと可愛らしいですが、このサイズ感、そして毛がなくなるとまるで子豚のようです。焼かれる前はまだ、美白。

 

 

しっかり焼かれてキツネ色になったクイ。骨ばかりで食べるところはかなり少ないです。

 

 

夜になると通りに出るチチャロンの屋台は私のお気に入り。14年前にこれを食べた時の美味しさが忘れられなかったのが、クエンカ再訪の理由の一つでもあります。茹でたコーン、ジャガイモ、揚げた豚肉に揚げバナナをミックスしたもので、全てがうまく調和します。ちなみに、以前食べた時はバナナではなく茹でそら豆でした。

メキシコのチチャロンは豚の皮でかなり脂っこいのですが、ここでのチチャロンは豚肉を細かく切って揚げたものでした。味がしっかりしてて、これぞ美食のB級グルメです!

 

 

ランチ競争が激しいクエンカでは、お昼のセットメニューはUS$2.50〜US$2.75で提供しているところが一番多く、ちょっと中心地から外れるとUS$1.25なんてのもあります。とある日のお昼のセットメニューは、鶏肉がたっぷり入ったコンソメスープにポップコーン(スープに入れる用ですが、食感が変わって凄く美味しいです!)、メインはライスに牛肉の煮込み、煮豆とバナナ。バナナがサラダのお店も多く、これに飲み物がついてUS$2.50という安さ!

 

 

お腹いっぱいになると、同時に心まで満たされて、あぁ幸せぇ〜〜〜(๑・̑◡・̑๑)