15-16.Mar.2023
コーヒーの町、サレントに別れを告げ、次に向かうはコロンビア第3の都市・カリです。
日本人移民が入植した町としても有名で、今までいた町より標高もぐっと下がり温暖で過ごしやすいです。ちょっと郊外に出れば延々続くサトウキビ畑、そんなのどかな光景も少し日本に近いのかもしれません。
サレントから南へ1時間ほど行ったアルメニアでバスを乗換え、4時間弱でカリ到着。正直カリを見て回るつもりはなく、南部のエクアドル国境まで一気にバスで移動する予定だったのですが… 聞く人聞く人、みんなにバスはやめた方が良いと言われてしまいました。
その理由が、「今の時期、雨季であちこちの道が土砂崩れで通行止めか、片側交互通行。順調に行って18時間〜22時間、通行止めになったら3日か、それ以上か…」実際に自分でも調べてみると、南部の山岳地帯は、毎日のように土砂崩れのニュースが出ていました。安全第一、ここはカリから南部パストまで飛行機移動にしようと決め、前日カリに一泊することにしたのです。
カリでは宿の周辺を歩き回って、帰りにチキンピラフとビールを買いました。これまでコロンビアではパンやミートパイばかりで、とにかくお米を欲していたのでピラフを見て即決、持ち帰って袋の中を見て驚愕🫢🫢🫢
申し訳程度のフライドポテトとサラダに、3人前くらいはあるチキンピラフ😳
食べ進めても一向に減らない米を前に、頭の中ではテレビ番組で大食い女王に挑む芸人が「食べても食べても減らない」と言うあのセリフが無限ループ。ホント、それしか出てきません。
いつものようにビールもしっかり用意していたので、さらにお腹はパンパン。でも、やっぱり他のビールよりちょっとだけお高いクラブ・コロンビアは、美味しいしデザインもカッコいい!
翌日、宿でタクシーを呼んでもらい空港へ。市内から空港までは結構離れているのですが、これまたさとうきび畑の中を走っていくので気持ちが良いです。
アビアンカ航空のカウンターは相変わらずの行列。中南米あるあるかもしれませんが、とにかくみんな荷物を詰めまくって重量オーバー、チェックインカウンター前でスーツケースを開けて荷物を出す人が後を絶たないので、なかなか進みません。皆さん、荷造りは計画的に♪
空港へは早めに着いてコーヒーで一息と決めていたので、時間は減ってしまったけどJuan Valdezへ。コロンビアの大手カフェチェーンで、こだわりの美味しいコロンビアコーヒーを提供してくれます。それもUS$1〜。
時間通り搭乗が始まり、滑走路に向かって進んでいよいよ離陸、と思ったら、スポットに引き返す飛行機。もぅ何の冗談ですか?「荷物に問題がありました」なんてアナウンスが流れましたが、貨物室ではなくボーディングブリッジを再接続していたので、単なる荷物の積み忘れと思われます。
飛び立ったと思ったら、あっという間に景色は平地から山の中へ。
その山がどんどん険しくなっていき、30分ほどでパスト空港の滑走路が見えてきました。
バスで行けば380キロ、最低でも18時間かかると言われたカリ〜パスト間をわずか30分で飛行。そのせいか、この区間は飛行機移動する人が多いようで、コロンビア人と国境を越えるエクアドル人で満席でした。
なお、アンデス山脈というとチリやアルゼンチンなど南米大陸でも南の方を想像する方が多いかもしれませんが、アンデスはベネズエラ・コロンビア・エクアドル・ペルー・ボリビア・チリ・アルゼンチンの7カ国にまたがっています。南米の巨人をなめてかかると、大変です。
パスト空港からバスターミナルまで乗合いタクシーで1時間、そこから国境の町・イピアレスまで1時間半と言われましたが、コレクティーボは8人集まるまで出発しません。商売上手な客引きに「もう5人集まってるから、あと10分もすれば出るよ!」と言われチケットを買って乗り込むと、先客一人😩結局1時間近く待って出発し、更にイピアレスまでは2時間半、冷たい雨が降る夜に到着です。この道中で、標高は3,200mを超えました。
コロンビア - エクアドル国境の町、イピアレスでは、すでにエクアドルの匂いを感じます。
野菜やフルーツの種類がぐっと増えて、広場の周りにはエクアドルの通貨・米ドルを持った両替人がズラリ。雑踏の中から国境行きタクシーの呼び込みも聞こえてきます。