バッキンガム宮殿… | travel雑記帳--旅のアレコレ

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海外や沖縄でのスクーバダイビング、海外・国内旅行の印象や今後行きたい場所をメモにしています。旅先の記憶はモブログでも活かしています。

バッキンガム宮殿10年ちょい前にウインザー城が火事で焼けてたいへんなことになり、夏(7~9月)だけ観光客に一般開放している女王陛下の居城、バッキンガム宮殿。私が行ったときは拝観料11ポンドでしたが、今見たら14ポンドに値上がってます。ってか、入場料3000円かぁ。


帰ってきてからイギリス人の友だちに宮殿の中見てきた、って言ったら「バカ!ウインザー家のバカどもに金払うんじゃねーよ」と叱られました……orz 正直、オススメしませんw

並んでるときに気がつきました。今日は衛兵の交代なし……。ま、いいや、子どものときオタワで見てるしね、とか思いつつ並ぶのですが、群集整理がうまくいってなくて、珍しく小競り合いなども起きている入り口近辺でした。9時半スタートで15分刻みで人を入れるシステムにしているらしいんだけど、何人入れるか、どう人を流すか、の整理がまったくうまくいっていない。

私も9時半のチケットを持っていたため、係員に誘導されて最前列へ行ってみると何人も同じように9時半からのチケットを持った人を追い越してしまい、並んでいる人からキッツイ突っ込みが入り険悪なムードに。

一歩宮殿の門をくぐると写真撮影厳禁です。空港の手荷物検査と同様の検査を受けます。さらに、持っている手荷物のサイズが大き過ぎと判断されるとバッグごと没収。私のバックパックはでか過ぎと判断され、カメラとお財布だけ取り出して取り上げられました。宮殿内に入ってからパスポートをバックパックの中に残してきたことに気がついて青ざめるんだけど、超後の祭り。

11ポンドの拝観料のほかに入り口で4ポンド95ペンス払って宮殿内ガイドブックを買って順路通り勝手に見て回るだけ。要所要所には職員が立っていて、変な所にもぐりこまないように監視しつつ質問する人には答えるし、何か探している人には「あれがルーベンスの絵でございます」ってな具合にさりげなく教えてくれます。

この5ポンドの地図がないと、大英帝国が世界中から富を吸い上げてコレクトしたあんなものやこんなものを逃してしまうので、ま、仕方ないでしょう。

とにかく、美術館の中に人が実際住んでるんですね、ってカンジ。絵だけだってルーベンスにヴァン・ダイクにレンブラント。ため息の出るような見事なタペストリーにいつの時代につくられたのかわからないけどちゃんと時を刻んでいる大きな置き時計などなど。調度品もとにかくゴージャス。

ゴッドセーブザクイーン今年は女王陛下即位50年の「Golden Jubilee(50年記念祭)」の年で、街中いたるところにこのJubileeの文字が踊って祝賀ムード満載でした。


見学場所の最後のほうに世界各国から女王陛下に贈られたさまざまな贈り物(今回の50年記念祭に限らず)というのが陳列してありました。

日本からの贈り物は今まで私が見た中で最も下品なしろものでした。真珠を大量にちりばめた博多人形の顔をしたダルマのような一対のお人形だった。ってか、誰がこんなもんプレゼントしたんだ、責任者デテコーイ!って感じで。

日本の美術品やら贈り物やらだったらもっといくらでもすばらすぃーものがあるでしょうし、日本の皇室から贈ったものだってあるでしょ。何かと言うと日本の皇室とイギリスの王室は縁が深いなんて言ってるくせに、宮内庁ウソツキ!みたいな。

絶句していたら別の日本人のおばさんが近づいてきて「あれ、ヒドイわねー」と声をかけてきました。

トホホホ。

見学が終わると宮殿の裏側で荷物を返してもらえます。私のリュックはなかなか見つからず別のところにしまってあったものを取ってきてもらうということになった。パスポートなどの貴重品も無事でほっとします。

返却ゾーンを過ぎると、でっかい仮設のおみやげもの屋があり、JubileeチョコやらJubileeTシャツその他もろもろありとあらゆるエリザベス2世みやげが売っている。

その先はひろーーいBuckingham Palace Gardensをてくてく歩いて、ハイドパークコーナーに近い出口に出されてしまいます。なんか、すごろくで「ふりだしに戻る」みたいな感じ。

やっとこさっとこ宮殿正面に戻ってきて、日本みたいにどこにでも自動販売機があるというわけではないので日本から持ってきたペットボトルのお茶をここで飲みきりいったん休憩。

ぐるっと見回すとアジア系の顔をした人のほとんどが韓国人であることに気がつきました。韓国版「地球の歩き方」って色合いからフォントから日本版にそっくりなのよね……。