北海道新幹線の札幌延伸問題
トンネル工事が難航している北海道新幹線は、計画していた2030年度末の札幌延伸の開業が困難だと国土交通省に報告しました。
沿線では軟らかくて崩れやすい地層が広く分布していることも工事を難ししており、建設業界では2024年4月から時間外労働の上限規制が適用され、工事に制約が生じています。
北海道新幹線は31年春に新函館北斗駅と札幌駅の間で延伸開業する計画で、当初は35年度の完成・開業を目指していました。
国交省は、資材高騰や工事遅れなどを背景に事業費が想定を6450億円上回り2.3兆円になると試算しています。(nikkeiより)
JR北海道は、なるべく早く何らかの形で開業の見通しを示せるように最大限努めていきたいとしています。