新型コロナ「5類」移行1年 | 観光アドバイザー 加藤弘治です

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新型コロナ「5類」移行1年

 

新型コロナウイルスの感染症法上の分類が季節性インフルエンザと同じ「5類」になって1年が経ち、経済活動では行動制限がなくなったことや訪日外国人客の増加でホテルやテーマパークに追い風が吹く一方、人手不足や為替相場の円安傾向を受け外食・鉄道など回復しきれていない業種もある。

 

オリエンタルランドの2023年度入園者数は2751万人で前年度比25%増、5類移行に伴う人流の回復や過去最高の訪日客349万人が来園者数の伸長を支え客単価は1万6644円、

 

ホテルや百貨店にもインバウンドの追い風でコロナ禍以降は個人需要が伸び、団体旅行や訪日客の需要によって客室ベースで15%増となった。

 

日本百貨店協会による2023年度の免税売上高は4282億円で過去最高、円安の追い風により高級ブランドのバッグや時計・宝飾品といった高額品の消費が活発だった。

 

歓送迎会などの宴会需要の回復などで「プチぜいたく」を楽しめる単価の高い宴会コースの拡充などで客単価が上がっていますが、飲食店全体ではコロナ前水準の回復はまだ途上だ。