世界の平均気温 最高に
欧州連合（EU）の気象情報機関「コペルニクス気候変動サービス」は、2023年の世界平均気温が14.98度と記録が残る1850年以降で最高だったと発表、気温上昇を1.5度に抑えるとする温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」の目標値に迫った。
コペルニクス気候変動サービスは、2023年の平均気温の上昇は4～12月の海面水温が記録的に高かったためだと説明、大気中の温暖化ガス濃度が観測史上最高レベルに達したことや南米ペルー沖の海面水温が上がる「エルニーニョ現象」が7月以降に強まり続けたことが海面水温の上昇を招いたと指摘した。
2023年はアジアや北米・欧州・アフリカが熱波に見舞われ、カナダやギリシャで山火事が相次ぎ、平均気温はこれまで最も高かった16年を0.17度上回った。（nikkeiより）
EUは2023年が観測史上最も暑い年になるとの見通しを示したが、実際の気温を基に世界平均気温の記録更新を発表したのは初めてです。