選ばせてあげようか?雷に打たれ身を焦がすような恋か自然体で心安らぐ恋。さぁ、どっちに心射抜かれようか?人生は長いらしいけどね。

 

みなさん、ごきげんよう真顔

 

まみゆるですニコニコ

 

今日はドイツ&オーストリアが舞台の恋愛映画の視聴記録です指差し指差し

 

 

 

ザッハトルテ

    予告編がみつかりませんでした。

ドイツ本国の予告編ですいません。

 

(YouTube:Amazon Prime Video Deutschlandさんからお借りしました。)

 

監督:ティン・ロゴル 

出演者:マックス・フーバッヒャー、ミーヴ・メテルカ、クリスタ・シュタートラー 

ジャンル:恋愛

時間:1時間52分

字幕翻訳:不明。アマプラは自分で字幕を日本語設定する必要有りみたい。

     映画が始まったら、自分で字幕、日本語を選びました。

だれと?:エログロは一切ないです。

字幕翻訳者:不明

 

 

 

 

 あらすじ

テレビの制作会社(クイズを作る会社)で働くカールはドイツ在住。

ある日、ウィーンからきた女性ニニと出会い意気投合。

電話番号を教えてもらうも仕様で消えちゃった!

覚えているのは、彼女が毎年ウィーンにあるカフェザッハーでお誕生日にザッハトルテを食べることだけ。ちなみにお誕生日が何日かは知らない。

「運命の相手に会えなければ、残りの70年が無駄になる!」

カールは単身ウィーンへ移り住み、仕事はキープしつつ毎日カフェザッハーに通い彼女を待ち続けます。

カールの一途さにウィーンで出会った人たちも応援してくれ、そして応援してくれる人たちにもドラマが起こりはじめて……。

 

 

 

 まみゆるの感想

ウィーンの風景や、調度品が美しくて美しくて飽きない映像になっています。

ストーリーもおもしろくって、よくある恋愛映画っぽいんだけれど、周りの人のキャラも立っているし演技もよくって、最後まで釘付けでした。

(実は本当に再会できるのか?どうなるの?とイラチっぽい自分は一度痺れをきらしそうになりました知らんぷりゲッソリ真顔

映画にマダム(クリスタ・シュタートラー)がでてくるんだけど、ちょっと憧れます。

あんな粋なモダンなおしゃれな人になりたいプレゼント赤薔薇

 

 

 ネタバレごりごりの感想

いやぁ、カールがロマンチストでね。

すぐ感動して泣くし、相手を運命の人と思い込んだらものすごい行動力があるし。

と、思えばSNSでは探さない!!と頑なに彼女のお誕生日を待ちます。

このご時世ならSNSを使えば秒で見つかりそうなものなのに……。

どうやら彼は恋に落ちることがハッピーエンドだと思っているようです。

毎日、ザッハトルテを食べながら来るのかわからない彼女を待つのも彼なりのロマンチックワールドの構築なのでしょう。

西村賢太氏の言葉を借りれば、根がロマンチストにできていて、かつスタイリスト(演出しぃ)にもできている!

 

 

よく劇中に、ハッピーエンドの先は?という感じの言葉がでてきます。

カールは再会する瞬間ばかり夢見て、そのあとのことはあんまり考えていません。

カフェでプロポーズを見ると感激して泣いてハッピーエンドだと言い、隣のマダムはそれを見て「まだはじまったばかりなのよ」と冷静です。

人物造形がおもしろいなあと思ってみていました。

 

 

その反面、応援してくれたケーキ屋の女の子とは一緒にいて自然だし癒されるし、ペースもあっているしで、ジワジワと運命の人という文字が観客には浮かび上がってくるようにできていると思います。

 

カールが運命の人と思う彼女と再会したあとに(実は再会直前にケーキ屋の彼女を選ぶことは決めていたけれど)、ケーキ屋の女の子を選びますが、

 

彼女の「私は残念賞じゃないの」って言葉、なんだかすごく共感してしまいました。

私も他の子を追いかけてる男子と仲良くなって、そのあといい感じになりましたが、

やっぱり「私は残念賞じゃない」ってタイミングを逃して素直になれませんでした。

 

映像に映るすべてが清潔な感じがして、観ていて癒されました。

よくあるラブロマンスかもしれませんが、楽しく見ることができました。

あぁ、あんな小粋なマダムになりたいプレゼント赤薔薇