今日はクリスマス・イヴ。クリスマス最高の思い出は??あたたかいおうち?リッチなディナー?ロマンチックなあの夜?
みなさん、ごきげんよう
まみゆるです
今日は、今年観た映画の中でリピ―トしまくっている映画の紹介です
ウインド・リバー
【youtube:KADOKAWA映画さんよりお借りしました。】
- 監督:テイラー・シェリダン
- 出演:ジェレミー・レナ―、エリザベス・オルセン
- ジャンル:サスペンス・ドラマ
- 時間:1時間47分
- 字幕翻訳者:不明
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あらすじ
何の実りもない極寒の大自然に追いやられたネイティブアメリカンの保留地、ウインド・リバー。
ネイティブアメリカンの少女が凍死して発見された。
極寒の地で、そんな夜に薄着で外に出たら死は必至。
彼女はなぜ死んだの?
遺体を発見した地元ハンターのコリーはFBI捜査官のジェーンを案内して捜査に協力する。
犯人には少女の死の代償を払わせなくてはいけない。
ハンター、コリーの追跡劇がはじまる。
まみゆるの感想
とてもよくできた映画だと思います。
もう何度も見返しました。
ネイティブアメリカンの悲惨な歴史や居住区の劣悪な環境もからんでくる映画ですが、悲壮感をことさら強調した感じではないと思います。
ネイティブアメリカンのお父さんが娘の死を悼むのに、誰も伝統的なやり方を教えてくれないから自分で顔に我流でペイントするなど、文化も抹殺されていくのかとすこしさみしい気持ちになります。でも、重くならないように気を使って描かれているような気がします。
ネタバレしながら、以下、熱く語りたいと思います。
居住区に生まれ落ちた時から、もうガチャ失敗です。
居住区によっては’うまく’やるところもあるのでしょうが、ウインド・リバーの若い男は犯罪者になるかドラックに溺れるか。
ネイティブアメリカンの女性が行方不明になっても満足なリストや統計すらない。
まみゆるが見ててぐっときたシーン①
凍死した少女の母親が精神的に不安定になるのですが、唯一、娘のベッドで寝ている時に安らかな顔をしているシーン。
ほんの一瞬ですが、あぁこうだろうなと心に深く残りました。
娘を近くに感じられたのかもしれないし、夢にでてきてくれていたのかもしれない。
まみゆるが見ててぐっときたシーン②
凍死した少女は、ウインド・リバーの採掘場に出稼ぎに来ていた白人?男性と恋に落ちます。
当夜も二人でいちゃついていたのです。
そして、ここから外の世界に出ようと2人でピロートークしていました。
2人は恋愛に酔いしれて、とってもロマンチックな感じでした。
あのシーンはすごく甘美なラブシーンだと思う。
20歳もいっていない少女と、辺境の地に出稼ぎに来る40近い男。
男が今までで一番のクリスマスは、オレンジの木がある温かいところでクリスマスの歌が歌われていて、オレンジを食べながらその歌を聴いていたことといいます。
アメリカは家族そろってプレゼントを開けたり、一緒にすごしたりが定番です。
きっと、あの男性は身寄りのない孤児か、家庭にめぐまれなかった生い立ちなのかもしれない。聞いていて切なかったです。
彼は最果ての地に出稼ぎで警備にきていました。
年は30半~40歳。
少女は若く、かわいくて、スタイルもよいです。
あの環境でグレずに高校を卒業しました。
もしかしたら年上彼氏がこの地を連れ出してくれるナイトに見えていたのかもしれません。
もし、彼女がアメリカの一般的な家庭に生まれ育っていたら彼を選んだのかなとちょっと切なくなりました。
まぁ、年上男性に魅力を感じる女の子もたくさんいますので邪推かもしれませんが
現にまみゆるも、年上旦那もちですが、ね。
まみゆるが見ててぐっときたシーン③
上でも書いた、お父さんのメイク顔ですね。
娘の死をネイティブアメリカンとして悼みたいのに、誰もやり方を教えてくれる人がいない。こうやって文化は消えていくのかなと切なくなりました。
全体的にみると社会的問題をからめた犯罪映画みたいな感じですが、主演のジェレミーの演技が渋いのにキュートだし、オルセン姉妹のエリザベスのちょっと男前な演技もみどころです。
是非、観てほしい映画です。
いろんな宗派の人がいるかもですが、メリークリスマス
【youtube:KADOKAWA映画さんよりお借りしました。】
【予約投稿です。いいね返しできなくてすいません】