初回のブログネタが、たまたま【ヘンリー】になりました。

OMG!

 

 

 

 

(youtube:moviecollectionjpさんからお借りしました。)

 

ドキュメントタッチでヘンリーが起こす出来事をおった感じです。

ソシオパスともいえる実在の犯罪者の日常が描かれています。

ヘンリー・ルー・ルーカスがモデルです。

このシリアルキラーはネットに情報が転がりまくっているので情報は割愛します。

 

映画の内容は犯罪者の日常なので一般人の視聴者にはとっても非日常です。

 

連続殺人犯のヘンリーと、ベッキーとオーティス妹兄が主な登場人物です。

ヘンリーは散歩をするように、ちょっと立ち寄ったから~みたいな感じで殺人を犯していきます。

ベッキーは心の優しい気のいい娘さんですが、育った環境が悪すぎて気の毒でした。

兄はクズで犯罪者です。

 

ヘンリーはオースティンと一緒に、ちょっとしたストレスやイライラ解消のために殺人を楽しんでいました。

 

薄幸なベッキーはヘンリーに一定の理解を示し、ヘンリーもベッキーに一定の愛情を示します。

でも、ヘンリーは生い立ちの影響で、女性との性的なスキンシップに嫌悪感を抱きます。

ベッキーにキスをされても嫌悪感をぬぐいきれません。

 

最後の夜の暗転で、おそらくベッキーがヘンリーに迫ったのだと思います。

その結果、あのラストだったと思います。

 

ラストもヘンリーが車に乗るとき、ドキドキしましたね。

どうしてもぬぐいきれないヘンリーの嫌悪感、あるいは絶頂の条件として、あのラストだったのかもしれませんね。

 

ということは、結局ヘンリーは平凡な愛情や家庭の安らぎは一生得られない呪いを母親の行動からかけられているわけで、一生世間でいうような心休まるような恋人もつくれません。

ほんの一瞬幸せになりかけたのは、ベッキーとの心の交流がちょっと不穏になりかけて煙草を買いに行った時で、きっとすこし満たされていたので殺人はしなかったんだと思います。

でも、彼は呪いがかけられていて絶対に幸せになれない生き物です。

かわいそうなヘンリー。

きっと心の奥底はやさしいのに。

 

クズな兄は殺人シーンを何度も反芻して楽しむクズなのに、ヘンリーは殺人をさらっと犯すナチュラルなシリアルキラーでした。

 

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ヘンリーが生い立ちを語るとき、相手によって母親の殺し方がコロコロ変わっていましたね。

たぶん、同じ殺し方をしないからどうやって殺したのか忘れちゃってたのかもしれませんが、

ダークナイトのジョーカーも口裂けの理由を語るときに内容がコロコロ変わっていました。

サイコパスにありがちなのかな??

口裂けの理由を語るときのジョーカーの切ない目線は素晴らしかったです。

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監督:ジョン・マクノートン

主演:マイケル・ルーカ―

字幕or吹き替え:字幕

字幕翻訳者:不明

ジャンル:ホラー、サスペンス

友達や家族を見るときまずい?:はい。きまずいです。

ラスト:解釈がいろいろできるのかもしれない。私は一択でしたが。