今日は、以前お宅へお邪魔した生徒会長
の彼女と、他の村の学校にある博物館を
見学しに行ってきました。
その道中、とても微笑ましい光景に出合い
ました。匿名性とは対極の、『お隣りさんは
家族』、そんなキルギス人の国民性を垣間
見た気がします。
タクシーで同乗した、幼い孫を連れたおば
あさん。どこへ行くのか、2つも3つも荷物
を携えています。このタクシー、近郊バス
乗り場までの市内走行なので、バスに乗り
換えなければなりません。
私は、待ち合わせの時間が迫っていたので
脇目も振らずバスへ直行。自分の席を確保
し、ほっとひと息…。と、さっき同乗していた
男性が荷物を2つも3つも抱えてバスに乗り
込んできました。
ああ、この人もバスに乗るのね…、と後から
おばあさんが孫を抱えて乗り込み、彼が荷
物を置いた席の隣に。
そう、彼は、おばあさんを手伝って荷物を運
んできたのでした。私は先に降りてしまった
ので、彼らの間でどのようなやり取りをした
のか分かりませんが、きっと、おばあさんが
頼んだのでしょう。
おばあさん: "Чон ыракмат." (どうもありがとう。)
男性: "Иштеке емес." (どういたしまして。)
そして、男性はどこかへと去って行ったので
した。日本だったら、たとえ一緒に乗り合わた
としても、なかなか頼みにくい雰囲気がありま
す。でも、キルギスでは、若者が年配の人を
助けるのは、あたりまえで、自然と手を貸して
いるようです。
とはいっても、やはり現代っ子には、その習慣
が古臭く感じられるらしく、だんだんと、見て見
ぬふりの人が増えているのも事実のようです。
訪ねた博物館の外観。学校の教室の一室に、
この村出身のコムズ奏者(著名な人らしい)に
ちなんだ品々とともに、昔の小道具類が並べ
られている、ささやかな”博物館”です。
なんと、このコムズ奏者、生徒会長の彼女の
ひいおじいさんにあたる人らしい!!やはり、彼女
の家系は音楽に精通しているよう。
そして、この学校の教頭先生、とても私に良く
してくれている人なのですが、彼女もそのコム
ズ奏者の親戚。ということで、彼女らは親戚。
「お母さんの名前は?」なんて、彼女らにとって
も、今日初めて明らかになった事実らしく、興奮
ぎみ。おもしろいものです。
コムズ奏者の方の肖像画前で、教頭先生と。
こちら、1930年代に使われていた、ヘアーアイロン。
すでに、この時代、女性たちは髪を巻いてお洒落を
していたのですね。
こちらは、正真正銘のアイロン。熱した石炭を入れ
て、使われていたらしい。日本にも、きっと同じよう
なものがあるのでしょうね。
こちらは、中央アジア・遊牧民特有の、馬乳酒(クムズ)
を作る袋。
歴史の時間、生徒たちに、自分たちの国の人々が昔どの
ように暮らしていたのかを伝える、その助けとなっているよ
うです。なんとも、無造作に配置されているのがキルギス
らしい。でも、なんか、いいなぁと思いました。





