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先日、新聞のクロスワードパズルに、「食べ物がおいしいとき落ちるのは」というカギの箇所がありました。「ほっぺた」「ほお」が浮かんだのですが、該当するワードは「あご」でした。「顎が落ちる」という慣用句を、私はこのとき初めて知り驚きました。実は、食べ物がおいしいとき落ちるのは「ほっぺた」とか「頬」、と覚えていたからです。
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国語辞典を調べてみると、確かに「顎が落ちる」がありました。そして、「ほっぺたが落ちる」「頬が落ちる」も掲載されていましたが、しかしながら、メインは「顎が落ちる」であるということが分かったのでした。
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それはそうと、例えばテレビなどでは「食レポ」なるものが “花盛り” の感があります。しかしそれでも、「顎が落ちる」「ほっぺたが落ちる」「頬が落ちる」などの表現を耳にすることはありません。慣用句とは言えども、使用例にそうそう遭遇するものでもないのでしょう。よく耳にするのは、あえて言うなら、「うまっ」といった片言のような言葉ではないかと思われます。
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以下、国語辞典を抜粋して引用させて頂きました。用例の箇所は改行させて頂きました。用例中の、見出し語を表す記号〔 ー 〕は 文字表記〔漢字か平仮名かは、その項の字義説明の表記に従いました〕に変えさせて頂きました。下線は 引用者です。
『広辞苑』第七版
慣 顎が落ちる
解 味が非常にうまいことの形容。
慣 頬っぺたが落ちる
解「頬(ほお)が落ちる」に同じ。
『デジタル大辞泉』
慣 顎(あご)が落ちる
食物の味の非常によいことのたとえ。ほっぺたが落ちる。
◆「顎を外す」と混同して、「大笑いをする」の意で使うのは誤り。
慣 頬(ほ)っ辺(ぺた)が落(お)・ちる
たいへんおいしいことを表す言葉。ほおが落ちる。
「ほっぺたが落・ちそうな料理」
『明鏡国語辞典』第二版
◆ 顎が落ちる
食べ物が非常にうまいことのたとえ。
『新明解国語辞典』
あごがおちる【顎が落ちる】
この上なく美味である。〔「頬(ホオ)(ほっぺた)が落ちる」とも言う〕
『明鏡ことわざ成句使い方辞典』
あごがおちる【顎が落ちる】
|使い方| 食べ物が非常にうまいことのたとえ。
「この菓子はあごが落ちるほどうまい」
「あごが落ちるほどおいしいご馳走が出た」
「おいしくてあごが落ちそうだ」
◆ 味のよいものを口中に入れると、しばし噛(か)むことを忘れ、あごがぽかんと開いてしまうように感じることからいう。
|誤用| 実際にあごが外れ落ちることはないので、過去形では使わない。「× 山海の珍味佳肴(かこう)にあごが落ちた」
|補説|〔略〕
|類表現|「ほっぺたが落ちる」
ほっぺたがおちる【ほっぺたが落ちる】
⇒「顎(あご)が落ちる」の |類表現| を参照。
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アジサイ、ハンゲショウ など
〔国営武蔵丘陵森林公園 / 埼玉県比企郡滑川町〕
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2025/6/19(木)
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◎アジサイ【紫陽花】(アジサイ科)。
◎オカトラノオ【岡虎の尾】(サクラソウ科)。
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2025/6/26(木)
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「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない 宮沢賢治」
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