2022/4/4(月)、過去ブログにおけるレイアウトの乱れ〔文章の改行、画像の移動など〕に気づきました。記事ごとの手直しには膨大な労力が想定されます。修正は、事実上無理です!!! 取り敢えず、事実のみを記録しておきたいと思います〔2022/4/5〕。
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ジャーナリスト池上彰氏(71)が、2月27日放送のテレビ東京系「池上彰の激動!世界情勢SP」(後6・30)において、ロシアのウクライナ侵攻による日本経済への打撃について解説したという記事の中で、氏が「本当に人ごとではない」と訴えたとのことです〔スポニチ Sponichi Anex 2022/2/27〕。
最近、「ひとごとではない」という表現をよく見聞するような気がします。冒頭記事の表記法は、「人ごと」ですが、私は、この言葉を「他人事」という表記で覚えました。「他人(ひと)」は、「五月雨(さみだれ)」 「五月蠅い(うるさい)」などと同様の熟字、読み方は熟字訓です。
なお、「他人事」を「たにんごと」と読んでいる場合も多々あるようです。辞典での表記は「人事」「他人事」、読み方は「ひとごと」「たにんごと」などとなっています。
「たにんごと」と読むこと、「人事」と書くことについては、手持ちの辞典に解説がありました。
●近年、俗に「他人事」の表記にひかれて「たにんごと」ともいう。……『広辞苑』
●本来「他人事」と書いて「たにんごと」とは読まなかった。……『デジタル大辞泉』
●「他人事」は明治・大正期の文学で、「他人事(ひとごと)」のようにふりがな付きで書かれたものが、のちふりがなが取られ、「他人事(たにんごと)」とも読むようになった。……『明鏡国語辞典』
●「人事」と書くのは比較的新しい表記。……『新明解国語辞典』
いずれにしろ、表記法は、「他人事」「人事」「人ごと」、読み方は、「ひとごと」「たにんごと」などであることが分かりました。
辞典に拠れば、「他人事でない」「他人事ではない」という慣用句があります。そして「他人事」の使用例は、「所詮は他人事(ひとごと / たにんごと)」といったものや、慣用句「他人事〔人事〕ではない」の形で自戒や諫言、また、冒頭記事のような危機感の表現など、様々です。
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滑川の桜
滑川(なめがわ)は、国営武蔵丘陵森林公園のある滑川町〔埼玉県比企郡〕を流れる川です。この川沿いに町役場、総合体育館、町立図書館、そしてエコミュージアムセンターなどが立ち並んでいます。今回は、このエコミュジアムセンターから総合体育館あたりの、桜の模様です。
〔2022/4/2〕
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ロシアによるウクライナへの
軍事侵攻の即時停止と、
ウクライナからの、ロシア軍の即時撤退を
望みます。