サッカーW杯最終予選が開幕したと言うので見てみた。
サッカーの内容については、にわかなので大したことは思わないが、
それでも対戦国がアジアで、さらにホームで迎える試合に負けると
あっては、日本はアジアの中でも強豪とは言えない立場に来ている
のだな、と思わせる結果であった。誤診云々はあるが、多少の不調など
あってもしっかり勝ちきる方法を知っているのが強者。それができない
日本はやはり強くはないんだろう。
それよりも気になったのは、テレビの煽り方だ。彼らがしきりに言って
いた、「初戦負ければW杯出場する確立が0%」の発言がうっとうしい。
これを言っておけば、「負けられない戦い」を強調できるから言って
いるのだろうが、こんな事を信じる人がどこにいるのだろう?
アジア枠は4.5。他の大陸にはほぼ勝てないだろうから、実質4。
そうすると、アジアでは競合国と呼ばれるオーストラリア、日本、韓国、
イラン辺りが上がると他には出れるところはおらず、元々地力が
ない国が初戦に敗れてきただけで、負けたら0%は原因と結果を
意図的に操作している。
結局負けてしまった後は、「残りの試合を勝って歴史を変えるしかない」
みたいに、今まで自分達が言っていた事と反対の事を言う始末。
重要な試合に負けたと言うのなら、それなりの報道をしてくれと思う。
極端な話、「負けたら0%」と本気で思っているなら、今後のW杯予選は
見ても仕方がないというくらいの気概が欲しい。「気持ちを切り替えて
次を頑張ってもらいたい」なんて言うのは勝手すぎるだろう。
単純に今までの予選の結果を見ると、前回までは5カ国で行った
8試合での予選突破ラインが勝ち点15前後。今回は10試合に増えて
いるので、勝点20くらいが予選突破ラインなのだろう。7勝以上、
6勝2分2敗、5勝5分辺りがライン。日本は前回5勝2分け1敗、
前々回は4勝3分け1敗なので、5勝3分2敗辺りになりそうであり、
非常に厳しい事には変わりない。