①円高の行方
円高は一服し、99円をつけた先週から少し上がり102円後半~103円前半で推移。落ち着きを取り戻したようである。政府が14億ドルを市場に供給した事、英EU離脱はすぐには起こらないと言う事、キャメロン首相辞任後の後任が決まっていない事から静観しているだろう。
②英離脱の情勢
イギリスのEU離脱が国民投票で決まってから1週間、市場には大きな混乱は出ていない。キャメロン首相の後任には、EU離脱の旗振りをしていたジョンソン前ロンドン市長が有力視されていたが、出馬しないことを表明、旧残留派メイ氏が優勢。メイ氏は移民やテロ対策を先導していたそうだが、党首になった場合はどの様な政策をするつもりなのか?
③トルコとバングラデシュでテロ
テロが相次いでいる。6月30日トルコ・イスタンブールの空港では死者44人、バングラデシュでは外国人を中心とした20人と2人の現地警官が殺された。バングラデシュのテロは外国人が多く来店する高級レストランだったらしく、来店していた日本人は皆仕事で赴任していたそうだ。
④出光、創業者が合弁反対
出光がシェルとの合併を行う予定であったが、株主総会で操業家が反対した事で難しくなっている。創業家は全体の33.92%の株を保有しており、経営統合に必要な3分の2以上の賛成が取れないため、説得が必要になっている。
⑤都知事選、小池百合子氏が立候補を表明
舛添前都知事が辞任をしたため、7月末に都知事選を控えている。これに自民党で現職の小池百合子氏が立候補を表明した。これを党には報告していないと言うから、ゴタゴタしている。これに対して自民党は、増田寛也氏に要請をしている模様。内部には先に行っておかなければならないですよね。
⑥南シナ海問題の仲裁裁判7月12日に判決
中国の南シナ海への一方的な進出に対して、フィリピンが国際的な仲裁裁判所へ提訴した。7月12日に判決がでるが、裁判所は中国を従わせる効力を持たない。
⑦JR九州上場へ
JR九州が上場をするが、鉄道事業事態は赤字が続いている。今期は固定費を圧縮してなんとか黒字を目指しているとのこと。
⑧食品・日用品主要80品目4割超が値下がり
値下がりの原因は、セール等での下げ幅が大きくなっていると言う事だ。消費者の値段への目線は厳しい。このまま値下げが続くと、円高による減価安によりデフレが進行する可能性があると考える。円高が進行し過ぎると、また大変になっていくのではないだろうか?
ゴシップ
①高知東生容疑者と高島礼子氏
②流れ星瀧上結婚
まとめ
先週は大きなテロが2件あり、イギリスはキャメロン前首相の後任候補探しと世界は混とんとしている印象を受ける。今後の経済に対する不安、外国へ旅行等に行くのも不安である。おまけに物価が下がる傾向にありそうな指標まで出てきて、インフレが起きる等夢の様な事に見える。そこに来ての参議院選では、自民党が良いわけではないのに、他の正当がさらにふがいないので、期待感が持てないという悪循環になりつつある。
先週はあまり話題になるようなゴシップが無かったような気がする。今の話題は高知東生容疑者の件である。高島礼子氏は、薬物反応が出るか検尿をしているが、概ねないと言う見方が強い。テレビでのインタビューでは、離婚も視野に入れていると言っていた。これは当然だと思う。妻としての責任と言うが、妻は親じゃないし、大きな生活の転換点があるようであれば離婚を視野に入れる事は本人の自由だ。このような状況の中、それでも夫の事をよく言う高島礼子氏の会見は非常に印象に残ったし、世論に良い印象を与えたことも納得ができる