イノモケ文学賞の話 | 無人の家で発見されなかった手記

無人の家で発見されなかった手記

──ある素人小説家の陳述

 その後、クトゥルー神話賞と同様に、800字怪談から派生した特別企画がありました。それは、〈イノモケ文学賞〉というものです。
 内容はといえば、『稲生物怪録』をテーマにした800字の作品募集ということ。稲生怪談の物語そのもの、もしくは物語の中に登場するキャラクターをめぐるサイド・ストーリー、アナザー・ストーリーなど御自由に──とのこと。

『稲生物怪録』ってご存知ですか? ググるとすぐ出てきますが、稲生平太郎の屋敷に30日連続で様々な化物が出没する物語です。文字読み・文学好き、あるいはオバケや妖怪が好きなら、ご存じの方も多いでしょう。
 あらすじがまとめられているサイトがありますので、URL貼っておきますね。
http://www.m--m.jp/ami/i_30days.htm

 僕はこの物語に特別な思い入れがあったわけではないのですが(そういえばそんな話があったね、と知ってた程度)、せっかくなので参加してみることにしました。ひとつだけ書き上げた作品名は「八月一日」。つまり、七月いっぱい続いた怪異がやっと終わった、その後日譚という趣向ですな。まあ、ありがちといえばありがちなアイデアですが、なんとかかんとか、ある程度の評価をいただきました。東雅夫さんセレクトのベスト30入りです。応募作66篇のうちの30なので、自慢にはなりませんけどね。
http://blog.livedoor.jp/genyoblog-higashi/archives/6220532.html

 これでこの話はおしまい。
 怪談大賞の落選作も含めて、いつかどこかで作品集としてまとめたい思いもあったりなかったりしますが。

 

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