お父さんの虫遊び | 昭和秘密基地帰還

昭和秘密基地帰還

こどもの好奇心に乗っかって一緒に遊ぶズボラ母の育児日記

※毛虫画像満載です。苦手な方はスル―を・・。



夫が休みの週末、

息子はいつもになく早起きし遊ぶ準備をしてお父さんが起きるのを待っています。


5時起床。

早すぎ・・。涙


やっとこ起きてきたお父さんと向かったのはいつもの公園。

朝の支度を終えて後から合流してみると、

二人が楽しんでいたのは私と一緒のときの遊びとは全く違う男の子遊びでした。

虫取りです。


私が来たの見つけた息子は


「お母さーーん!!来てーー!!蟻さんがカマキリ運んでいるよ~!!!」


と叫ぶので、行って息子の手元を見てみると・・・




昭和秘密基地帰還
 


メスカマキリが生きたまま蟻に運ばれていました。

そのカマキリは卵を産んだ後で息絶え絶え。 

ほっておいても死んで行くのですが、蟻は容赦なくカマキリに襲いかかり

もがくカマキリを巣に引きずっていきます。

 

・・かわいそうだなあ。

でもこれは自然の摂理なんだな~。

3人しゃがみ込んでその様子をみていると、突然上の木から青虫が落ちてきた!!

 

「ヒイイイイイイイッッ!!!!」


いくら虫に慣れてきたから取ってもキャタピラーだけはダメ!!

走って逃げる私をよそに、夫と息子は喜んで


「今度はこの青虫を蟻さんにあげてみよう♪」



なっ!!!!!



そこから私の悪夢の2時間がはじまりました。


草むらに入り青虫探し。

なかなか見つからないので夫は木の登って桜の木の毛虫をたたいて落としはじめました!!




昭和秘密基地帰還    昭和秘密基地帰還

 

 

オージーザス!!!!号泣

 

 

木の上から大人の中指くらいの大きな毛虫がボトボト落ちてきます。涙

息子は「毛虫の雨だ~!!」と狂喜。

私は卒倒寸前。


落ちてきた毛虫がすごい勢いであっちこっち動き始めるので

「ちょっとひとつにまとめてくれる?」と鬼夫。


いつもなら「絶対イヤーーー!」と言う私ですが、

ここで怖がったりしちゃダメだ・・と震える手を押さえしぶしぶ枝で毛虫を捕獲。


ウニャっと体をよじる様子に全身の毛が総毛立ちます~~~。。ブルブル



昭和秘密基地帰還    昭和秘密基地帰還
 

 

泣きたいのを我慢して息子と毛虫遊び。

がんばりました。


毛虫さんに雨を降らそう~♪ と言って砂をふりかけてみたり、

一番電車に毛虫電車が参りま~す。白線の内側にお下がりくださ~い♪

と言いながら毛虫の進行方向に指で線を書いてみたり。

 

 

そんなホンワカ遊びを楽しむ横で夫が毛虫を枝で一刀両断。


息子 「わ~♪毛虫の中から緑が出てきた~!!!」



オーマイガーッ!!!!!




それから夫と息子はすべての毛虫を蟻の巣に運び、蟻の観察です。

ハア~・・もう帰りたい・・と思った私ですが蟻の毛虫運びに関しては

とても興味深く見ることができました。




昭和秘密基地帰還    昭和秘密基地帰還   

 

 

蟻は毒があるかもしれない毛虫を蟻はどうやって運ぶんだろう・・?

そもそも毛虫の毛を蟻は食べるのか?



見ていると

蟻は抵抗する毛虫に襲いかかり、いっせいに毛を噛み切り始めたのです。

黄緑色の毛虫の毛はあっという間になくなって、真っ黒の体が露出(画像右)。

そのまま巣に運ばれて行きました。

 

やっぱり蟻は毛を食べないんだ~・・。

 

・・・ 

息子はここでやっと虫遊びに飽きて、帰宅することに。

 

お疲れ!!私。



私は息子に「命の大切さ」を理解してほしいと思っています。

現在息子は虫に対して命云々よりも面白さの方が勝っていて

踏みつぶしたり水をかけたりとはたから見れば残酷な遊びをします。

3歳児はそういうものだろうし、いつかは自分で理解する日が来ると思うので

それを今いちいち命があーだこーだと言って止めることはしませんが

私から敢えて遊び半分の殺生はしないよう心がけています。


でも夫はそうではなく

自分が小さい頃たのしくて仕方なかった遊びを息子と一緒に楽しむことが一番で

はたから見るとかなり残酷なことを平気でやってのけます。

虫はおもちゃの一つです。


私の努力水の泡。。苦笑



夫の小さい頃の話を聞くととそれはそれは酷いことをしていた様子。

もう聞くに耐えない・・。

これが田舎の、男の子の世界なんでしょうね~。

私も田舎育ちで結構いろんなことをやったと思っていましたが夫ほどではなかった!


そんな無茶苦茶な遊びをしてきた夫が今残酷な遊びに熱中したり

変な趣味嗜好、性癖を持っていることは今のところ無いので

息子もいつかはその残虐な遊びに熱中する時期を過ぎ、大人になる日がくるのでしょう。


 

私は飛雄馬の姉・明子になって陰ながら見守っていこうと思います。

・・というか夫と二人でヨロシク~♪とトンズラしたい気分です。


もうキャタピラー遊びは嫌~!!!