とがめる
差別というのは、とがめることと関連がある。とが・める【×咎める】 の意味(出典:デジタル大辞泉)1 悪いことをしたと心を痛める。「気が―・める」「良心が―・める」2 傷やはれものをいじって悪くする。また、悪くなる。「膿 (う) んで傷が―・める」3 過ちや罪・欠点などを取り上げて責める。非難する。「過失を―・める」4 怪しんで問いただす。「挙動不審で警官に―・められる」差別は、責める・非難するといった要素を含む。それに、見下す・価値を認めない、などといった要素を加えれば、一般的に差別と言われている事象に近い。もし、「世の中から差別をなくしたい」と願う人がいれば、まずは、「人をとがめない」「人を見下さない」といった意識状態をキープできるように試みることが重要ではないだろうか。差別に反対している人が、対立する人たちに対して攻撃的な言葉を使ったり、非難したり、見下したりしているときがある。精神科医の香山リカさんが、差別的なデモに対峙して中指を立て、罵る様子には違和感がある。しばき隊あらためCRAC?のカウンターデモにも暴力性を感じる。憎しみや見下しに憎しみや見下しで対応するような様子を見ると、そのような姿勢ではいつまでたっても差別のない世界は来ないのではないだろうかと感じる。意見の違う相手を見下さなくても、非難しなくても、相手の意見を変えることは可能だ。武道の達人は、相手を制圧するのに威嚇も恫喝も罵りも見下しも必要としない。平然とバランスや構造を見切り、表情を変えることなく制圧する。恫喝や罵りに対峙するのに、恫喝や罵りを使うのは、レベルの同じもの同士の関わり合いではないだろうか。