学校公演について(2021年2月更新版) |  トランス☆プロジェクト

 トランス☆プロジェクト

性別違和症候群(GD)や
FTM・MTF、トランスジェンダーを題材に扱った演劇公演や
ダンス・歌のレッスンなどをしています。当事者の方もそうでない方も
ぜひ、お気軽にお立ち寄りください。メンバーも大募集中!

いつもありがとうございます!

 

ご無沙汰しております月嶋です。

 

学校公演について、前回は2018年にアップいたしましたが、新しい作品も増えましたので改めてこちらにアップさせていただきますね!

 

ご要望がありましたらお気軽にお問い合わせ下さい。

 

まずは沿革から...

<トランス☆プロジェクトとは?>

GID(性同一性障害)の当事者と非当事者がGID を切り口にした舞台を創造し、

上演している劇団です。

1998年に埼玉医科大学での性別適合手術が認められた事をきっかけに、

代表の月嶋紫乃が当事者と非当事者に呼びかけて同年5月に設立、今年で活動20年になります。

現在は戸籍の性別を変更する事が条件つきで認められるようになりました。

が、当事者の中には戸籍の変更が出来ない人や望まない人などさまざまなタイプの人がいて、社会の中で生活しようとした時に周りの理解が必要になってきます。

 

思春期に悩みを抱えている子どもたちにとって、いじめや自殺の原因の一端になっているかも知れない性別の違和ですが、正しい知識を持つことで自己を肯定するきっかけになる可能性もありますし、いじめの原因でもある「偏見」をなくすことにも繋がるのではないかと考えています。

基本的人権にも関わる「性の違和感」という障害と戦う当事者にとって自分のこころの性でいられる場は貴重なものです。

全ての人が自分を認め他人を認める為には価値観の多様化が必要です。

トランス☆プロジェクトは、本公演でも学校公演の寸劇でも、観客、パフォーマーが楽しみながらも自分の事に思い至るような普遍性を持った作品づくりを目指しています。

 

トランス☆プロジェクトはGID当事者だけではなくすべての人々が、ありのままの自分らしい生き方で生きられる社会になっていくことを願い、活動しています。

 

 <本公演>

2000年に第1回公演「不完全な空〜やっぱりただの森の中へ〜」を三鷹芸能劇場にて上演しました。

当事者も舞台に立つこのような試みは日本初ということで新聞各社(朝日、毎日、読売、産経、The Asahi Shimbun など)やテレビ(NHK、TBS ニュースの森、TV 東京ニュースアイ、ガリレオチャンネルなど)でも多数取り上げられています。

エンターテイメントとしての高い質を目指すと共に、人としての根源に関わるアイデンティティーの問題をLGBTを切り口に普遍的に描く作品創りに拘っています。なお、扱っているテーマがデリケートなことから、脚本づくりに時間をかける為に本公演は2年に一回というペースで行っております。

2017年にはトランス☆プロジェクト20年記念公演として第9回公演となる「MTF」を吉祥寺シアターにて上演しました。本作は文化庁芸術祭参加作品に選ばれ、全国から来場をいただきリピーターも多く大盛況となりました。

 

(↓2017年10月の第9回公演のチラシ)

 

 

   

 

本公演を観た性同一性障害が専門の精神科医からも「トランス☆プロジェクトの公演は、性同一性障害を真正面から捉え、激しいエネルギーを内包しながら演じられます。観たあとは、私はいつも、激しく心を震わされ、その震えは深く長く続きます。」との感想をいただいています。

 

ここからが学校公演についてです。

 

<学校での公演>

メンバーの体験談を元にしたオリジナル寸劇を上演し、アフタートークでは当事者の生の声をお伝えする事で学生さんにLGBTQ への理解を深めてもらえるよう活動をしています。

 

1.具体的な流れ

講演時間(授業時間)などによって演目及び本数を決定

(基本的にはトランス☆プロジェクトで様々な事を配慮して決めますが、ご希望があればご相談下さい。)

場所(教室、体育館、講堂など)の下見(出来れば)、

必要なものの手配(机や椅子、ホワイトボード、パテーションなど学校にあるものをお借りしたいです。)

当日は演者3名(~7名)+スタッフ(音響、照明)2〜3名で伺います。(場合によっては人数が増える場合もあります)

 

当日の流れは

準備(机や椅子などの場所決め、音出し、照明の点滅のリハーサルが必要なので最低でも講演(授業)開始の2時間前くらいから会場を使わせていただいています。)

*今回、新たな演目として加わった「桃源の門にて」の場合はもう少しお時間が必要になります。

 

下記に演目のリストと過去の上演内容を上げておきます。

短いもので2〜3本、長いものは1本上演して、アフタートークという流れです。

アフタートークではLGBTの基本的なレクチャーなども交え乍ら当事者からの体験談をお伝えします。当事者の生の言葉が訴える力は大きいようです。

授業の最後には直接、又はアンケート(生徒さんに書いていただく)を元にその中から時間の許す限りお答えする時間も設けています。

事前に生徒さんへのアンケートをお願い出来れば当日スムーズです。

 

2.メリット

お芝居を見ていただく事で追体験となり、内容を理解しやすい。

具体的なエピソードによるお芝居なので感情移入が出来る。

アフタートークで当事者の話を生で聞き、疑問点の質問へ当事者が回答することにより理解が深まる。

同じトランスジェンダーでも人によって異なる事やどう接したら良いか、など具体的な質問も受け付けています。

違和感を感じている方が受講することにより悩みを打ち明けるきっかけになる可能性もあります。先生方も当事者の生徒への対応の参考にしていただけるかと思います。

 

 

3 .過去上演作品

①「ハローワークにて」

②「ゴルフ場にて」

③「兄貴の結婚式」

④「トイレにて」

⑤「アサトの日記」

⑥「同窓会」

⑦「かあさんになったとうさん」

⑧「ボーリング場にて」

⑨「中学時代」

⑩「桃源の門にて」(小学生から見られるファンタジー作品)

 

洗足学園音楽大学では3年連続、学生が選ぶ人気No.1特別講義に選ばれています。

2018年4月には千葉県白井市の大山口小学校の教員のみなさんを対象とした特別講義も行いました。8月にも白井市の小中学校の教員のみなさまへむけた講義を実施いたしました。

また、2019年には大阪府吹田市の中学校で全校生に向けた特別講演をいたしました。

 

4.それぞれの寸劇の内容と時間(タイトル、登場人数、上演時間の順)

 


<ハローワークにて> 3人 約10分

この「ハローワークにて」はメンバーが実際に体験したことを元に創ったもので、初演は2002年の12月でした。2003年5月に当事者グループ(gid.jp)のイベントでもこの作品を上演したところ、これを見た家西悟衆議院議員(当時)がその内容に驚いて厚生労働委員会で質問をし「男女別求職票の廃止」「性別の記載を強制しない」という成果をみました。

現在は男女で用紙の色が違うところは少なくなってきていますが、まだ性別欄は残っているところが多いようです。

ハローワークでなくても性別の記載を求められるところはたくさんあります。この作品はそのような事に思いを馳せていただくのに非常にわかりやすい作品だと思います。

上演回数が一番多く評判の良い作品です。

 

 

<ゴルフ場にて> 3人 約8分

「あの人は男か女か?」という疑問を感じた3人がそれを賭けの対象にするという内容でメンバーが実際に体験したことを別の視点から描いた作品です。

例え本人たちに悪意はなくても、差別しているという意識がなくても、自分は大丈夫と思っていても、人を傷つけてしまう。いつ自分がそういう事をする立場になってしまうかわからない日常を描いています。

何気なくしている普段の行動に、客観的な視点から思いを馳せるきっかけになるコメディタッチの作品です。

 

<兄貴の結婚式> 1人 約5分

実際に当事者が体験した、身内の結婚式での出来事のモノローグです。(ひとり語り)

 

女→男へ移行した当事者に対してまわりの反応は、様々…

それを受けながらも、自分らしくあろうとする当事者や、

それを受け入れ、理解してくれている家族。

 

当事者にとってその場に一人でも理解者がいるということは、とても大きな、生きる力となっています。

 

<トイレにて> 3人+エキストラ 約10分

当事者にとってトイレの問題は大きく、出先で男女別のトイレに入る時には悩むものです。

そんな内面の葛藤をコミカルに描いた作品で、和光大学と日本大学で上演した際には学生さんにエキストラとして出演していただきました。

 

違和感のない人たちにとっては意識すらしていない当事者の苦労を知っていただける作品です。

 

<アサトの日記> 1人 約6分

この作品はアサトの日常をそのまま作品にしたもので、全て事実です。

ご覧いただけるとわかりますが、その日によって「男」に見られたり「女」だと思われたりしています。

では本人は…?

という辺りをアフタートークで聞いて貰うことにより理解を深めるきっかけになる作品だと思います。

性同一性障害の中には自分を「男」「女」という二分法では語れない人たちもいます。

 

<同窓会> 2人 約18分

久しぶりに会ったかつてのクラスメイトの性別が変わっていたら…

 

性同一性障害である人の割合は3〜10万人に一人と言われています。そのため、身近にはいないだろう、と考えている人が多いのではないでしょうか。ですが、この割合には、潜在的な(つまり、自分でそうだと気付いていない)性同一性障害である人を数に入れていません。もしかしたら、実は学年に1人くらいの割合でそういう人がいたのではないか。そうした想像から書いていきました。(ちなみにLGBT全体では11人にひとりという統計が出ています)

同窓会という身近な設定で、あくまでも単純な会話劇として上演することで、より身近にこうした性の問題を捉えて頂けるようにという狙いがあります。

また、性同一性障害の人の中にも性別の違和感に対する捉え方の違いがあり、同性愛など、他の性的マイノリティーとの立場、考え方の違いがあることも示唆する内容になっています。私たちトランス☆プロジェクトの中にも性同一性障害であるメンバーがいますが、それぞれ違った考え方をしています。身近に当事者がいたとき、その人の考えが性同一性障害である人の意見を代表しているわけではないということも含めて学生に理解して頂き、同時に性同一性障害以外のマイノリティへの考え方に関しても影響を与えるような作品になってると思います。

 

<かあさんになったとうさん> 4人 約45分 

結婚して子どももいる親が当事者だった場合を描いた作品です。

当事者は勿論、2人の子どものそれぞれの反応や配偶者の気持ちの揺れや動きが家族会議の中で変化して行く様子が描かれています。

この作品は当事者による脚本です。

この作品は時間が長いため、単体での上演になります。この作品のみキャストが4名の為、準備期間を他より長くいただきます。

 

<ボーリング場にて> 7〜8人以上 約7分

トランス☆プロジェクトのメンバーでボーリングに行った時にレディースデーだった為に起ったユーモラスな出来事を作品化したものです。

様々な所でのアンケートにもある性別の記入欄。身体の性別と性自認が違う人、違和感のある人はどうしたら良いのでしょうか?

 

<中学時代> 3人 約12分

中学校の先生のお見舞いに向かう3人がアルバムを見て、中学校の時はいつも一人だった、今はテレビにも出ている同級生の話になります。男女でくっきり分かれていた中学時代。その頃はよくわからず無意識に避けていた同級生...その人はいったい何を思っていたのか?人を「わかる」というのはどういう事なのか...

 

<桃源の門にて> 7人 約57分

小学生から見られるファンタジー作品です。

小学生のルイは体は女だけど、どうしても女だと思えない。「かわいい服を着なさい」とお母さんは言う。そんな時、変身が苦手なたぬきの本と出会う。そんな2人の前に魔女が現れる。開けば願いが叶うと言われている「桃源の門」を探してルイとポンの旅が始まった。

 

この作品は時間が長いので単体での上演になります。 また、キャストが7人の為、準備期間を他より長くいただきます。

劇場での上演も可能です。

 

 

 

 

 

アフタートークではその時に上演した内容を踏まえて補足説明や当事者の体験談をお話し、質疑応答の時間も設けます。

ご要望があればLGBTQに関する用語も含めた基礎からのレクチャーも出来ます。

費用についてはご相談下さい。(学校公演には力を入れている為、ご予算に応じた対応をさせていただきますのでお気軽にご相談下さい。)

 

 (お問い合わせ先)

トランス☆プロジェクト

メールアドレス:info_transproject@yahoo.co.jp

 

劇団の詳細については HP をご覧下さい。

トランス☆プロジェクトではこれらの活動の他に当事者の人たちも気兼ねなく参加できるヴォーカルレッスン、ダンスレッスンも月一回程度行っています。

また、その発表会を兼ねたお楽しみ会やLGBTに関する勉強会などを「トランス☆Day」として年1〜2回程度、開催しています。

 

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