昨日は「GID(性同一性障害)」が取り上げられていました。
実はちょっと前にトランス☆プロジェクト第7回公演「The World is Yours」で作曲をして下さっためいさんから出演情報を貰っていたのにうっかり忘れていたのです

(出先でメールを見たため、きちんとチェックをしなかった訳です
大失敗
)が、ちょうど、つけたら始まっていたので慌てて録画しました。(オンタイムでは見られなかったので...)
という訳で昨日、帰ってから見たのですが...
知っている人がいっぱい出てらしてなんだか不思議な気分でした。
ゲストの精神科医の針間先生はトランス☆プロジェクトの第1回から観に来て下さっていて、前回の「カミングアウト」ではアフタートークのゲストとしても来て下さっている方です。
そして杉山文野くんもやはりアフタートークに同じ時に来て下さっています。
お二人のコメントはとても的確だったと思いますが、やはり全てを網羅するには時間が足りなかったかも...
というより何より私がつくづく思ったのは
「毎回 ここからなんだなぁ~」
ということ。
トランス☆プロジェクトを始めてから今年で15年になりますが、
最初に私が疑問に思っていた事や知りたいと思った事、
その段階と変わらない説明の仕方だったし、
FAXやメールの質問も初歩的な事が多かったです。
勿論、15年前と比べたら、特例法が出来たし、色々変わっている事は事実です。
名前だけは知っている方は増えたのもそうだと思います。
ただ、私の周りだけ見ていると、知名度だけではなく知識も持っている方が随分増えたと感じていましたが、
決してそれは一般的な浸透率ではないのだという事を改めて感じた番組でもありました。
だからこそ余計、
こういう事を根気良く
繰り返していくことが大切なんだな
とも感じました。
トランス☆プロジェクトも、
初めて観に来て下さった方にもわかっていただけるように!
というのは毎回思っていることす。
原点は基本なんですね。
毎回、観に来て下さる方はどんな風に感じられるかなぁ~と危惧する思いもあったのですが...
「あさイチ」で取り上げられていた方の中には鹿児島の高校生(FtM)の方もいて、
この生徒さんのおかあさんには2~3年前に一度お会いした事があります。
おひとりで東京に来てらして、その時にお会いしました。
その後、中学に通う制服の問題などがあったと聞いています。
全体に番組としてはきちんと伝えようと丁寧に取り上げていたと思います。
レポーターの方は「GID」とおっしゃってたし...
それでもこういう番組はやはり難しいと思うのです。
様々な方がいらっしゃるのに取材された方を典型的な例だと思われる危険性もあるし、かと言って全てを網羅するのはおそらく無理だと思います。
あくまで「一例です」「こういう方もいらっしゃいます」
としか言えない奥の深さがあって本当に難しいですね。
でも、全国放送でNHKの総合テレビで取り上げられたというのは本当に意義のある事だと思います。
「どうして心に体を合せるのではなく
体に心を合せる治療をしないのか」
という質問も出ていました。
「自分」のアイデンティティーはいったいどこにあるのか...?
もし、自分がそうだったら、体に心を合わせられるでしょうか?
実は当初アメリカなどでは「体に心を合わせよう」とカウンセリングをしたりしたそうです。
でも、それはうまくいかず、現在のように「こころに体を合せる」という治療法(という言い方もなんだかしっくりしないのですが)に修正されたそうです。
ちなみに
「こころに体を合せる」
と言ってもそれは手術のみを意味するのではなくて
その人のアイデンティティーは「こころ」にある。
という意味です。
手術を望まない方もたくさんいらっしゃるのでそのあたりもきちんと伝わっていたら良いのですが...
ホント、難しいです。
こういう文章でもきちんと伝わっているのか疑問ですし(自分の力量不足です)、
先入観や誤解が理解を阻んでいる可能性もありますもんね...
という訳で出来ればこれからも折にふれて取り上げていただけたら...と思うのでありました。
(月嶋)