いつもの思いつきで、ふらっと電車を降りてみる。


懐かしい街、世田谷区奥沢六丁目。


とっても狭くて、トイレとお風呂一緒で、電車の振動でステレオが壊れたりした「CASA自由ヶ丘」。


あの頃の私は、アパート名みただけで、憧れの自由ヶ丘に住めるんだって疑わなかった。


住んでみたら最寄り駅は「九品仏」だって気づいたけど、「自由ヶ丘」だよって言い張ってたっけ。


わざわざ友達を自由ヶ丘から歩かせたりね。今思えば小さなこと。



遠い記憶をたどりながら、自由ヶ丘駅から歩いてみた。



フラッシュバックってこんな感じなんだ。



田舎から来てくれたお母さんがここのフルーツショップで大好きな「びわ」を買ってくれたの。あの味は今も忘れない。


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ピーコックってスーパーが妙にオシャレに感じてよく見に行ってたな。そこで大好きなパンを見つけてバイト代もらったら買ってよく食べてた。


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大嫌いだったトマトジュースを克服できたのも、野菜不足だったここでの生活のおかげかも。


初めての一人暮らしだったから、友達が集まるのが嬉しくて、朝までよく話したね。


40度の熱を出して動けなくなったとき、お姉ちゃんとお姉ちゃんの彼氏が夜中に来てくれたっけ。やっぱり妹だ。


お母さんが頑張って行かせてくれた学校だったのに、サボってばかりだった。本当にごめんなさい。


いちごポッキーにはまって、夜中によく買いにいったコンビニ。あの時はありがとう。



そして、「CASA自由ヶ丘」を見つけた。まだあったよ。変わってない。ああ、なんかよかった。



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なんだか、とってもセンチメンタルでふわふわした気持ちになりました。


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この先どこに向かっていくのか、どこに行くのかわからないけど、

夢と希望と現実と挫折を体験できたこの街でのこと、忘れないでいてよかった。