初回のサンプル確認で、私たちは縫い目の糸ほつれを3箇所発見しました。肉眼では分かりにくい程度ですが、雨の日に使用するポンチョでは命取りになります。

大阪の雑貨卸A社様からご依頼をいただいたのは、「販促用に、雨でも使えるエコバッグポンチョを作りたい」という案件でした。過去に他社で経験されたトラブルは、縫製不良と防水不良、そして収納ポーチの破損。小ロットOEMの難しさを痛感されていました。

私たちはまず、防水性能を明確に数値化するところから始めました。JIS規格に基づく耐水試験を行い、結果をシートで共有。縫製は量産前に実際のサンプルを共有し、糸の太さと縫いピッチをA社様と一緒に確認しました。現地には日本語対応の検品スタッフも常駐させ、仕様変更の指示がその日のうちに伝わる仕組みを取りました。

最初のロットは500個。A社様の販売後アンケートでは防水性能に関するクレームがゼロ。翌シーズンには2000個追加され、現在では年間3000個を継続生産しています。

「安定した品質で、販促品でもブランド感を崩さない」。その言葉をいただいた瞬間、伴走型OEMの意味を改めて感じました。

 

💡 Lokinの製作メモ

・💡 サンプル確認は量産前が勝負 特に糸の種類と縫いピッチの確認は、1回のチェックで品質を大きく左右します。写真だけで判断せず、必ず実物を触って確認してください。
・💡 防水性能は“感覚値”ではなく“数値”で JIS規格相当の耐水試験を行うことで、言語の壁を越えて性能を共有できます。OEMでは数値を共通言語にするのが最も確実な方法です。
・💡 小ロットはリスク管理が鍵 300個単位でも、仕様の固定や検品プロセスを整備すれば十分に安定した品質が保てます。数量よりもプロセスの透明度が重要です。

物づくりには、試行錯誤の時間こそ価値があります。小さな疑問でも、ぜひ相談してください。一緒に次の“使いやすい形”をつくりましょう。

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TransMoko (トランスモコ)

Founder: 呂 欣 (Lokin)