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洗濯のたびにサイズが変わる、他の衣類に色が移る──渋谷のカジュアルブランドさんからそんな相談を受けました。売れた後のクレーム対応でブランドイメージを損なうくらいなら、最初から洗える高品質トートを作りたいという思いでした。

私が現場に入ったとき、試作段階の帆布は触った瞬間にわかるほど硬く、染料の定着も不安定でした。ブランドさんは小ロット生産(150個~)を希望していたので、在庫リスクを抑えつつ品質を安定させる方法を探る必要がありました。

そこで私たちは、まず生地そのものの“動き”を見るために洗濯テストを繰り返しました。縮み率が3%を超えないことを確認した上で、天然染料の定着工程を一から設計。11号帆布を選び、経年で柔らかさが増す加工を加えることで、使い込むほど味が出るトートに仕上げました。

初回は200個の試作からスタート。2ヶ月後には800個の追加注文をいただき、今では月400個の定期製作へと成長しています。品質だけでなく、ブランドの“物語”を一緒に育てていけるのが伴走型OEMの醍醐味だと思っています。

 

💡 Lokinの製作メモ

・💡 洗濯で縮みを防ぐために 帆布製品は事前に洗濯テストを行い、縮み率が3%以下であることを確認できると安心です。綿素材の場合、織り密度よりも“前処理”が品質を左右します。
・💡 染料の色落ちを防ぐには 天然染料の場合、定着時間を数分変えるだけで色の堅牢度が大きく変わります。仕上げ工程でpH調整を行うことで、移染をほぼ防止できます。
・💡 小ロットOEMの考え方 150個からでも始められる体制を持つ製作先を選ぶと、市場の反応を見ながらリスクを抑えられます。試作費を惜しまないことが最終的な安心につながります。

物づくりは、悩んで考えて手を動かした時間が一番の財産になります。素材や品質で迷ったら、いつでも相談してください。伴走しながら答えを探していきましょう。

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TransMoko (トランスモコ)

Founder: 呂 欣 (Lokin)