納品後1週間で、チョークが底から漏れ出した——仙台のクライミングジム様から最初に届いた相談は、その一言でした。

前回まで取引していたOEM先では、ドローコードがすぐ切れたり、ベルクロ部分にホコリが詰まり開かなくなったり。小ロットを希望しても専門工場に断られ、結果として納期遅延や検品対応の負担が積み重なっていたといいます。

私たちはまず、チョーク漏れの原因を構造面から洗い出しました。内袋を二重メッシュ構造にし、粉が目地から出ないように設計変更。さらに、ドローコードには50kgの荷重テストをクリアした高耐久素材を採用し、ベルクロは摩耗試験を1000回繰り返して仕様を決めました。

初回は200個からの製作でしたが、想定以上にユーザーの反応がよく、3か月後には500個の追加生産へ。現在は毎月300個ペースで安定供給が続いています。「使いやすくなった」という声を聞いた時、現場で一つひとつの部材を確認してきた意味が報われたように感じました。

 

💡 Lokinの製作メモ

・💡 MOQ(最小ロット)の考え方 初回は100個からでも始められます。リスクを抑えながら市場テストを行いたい場合には、まず小ロットで反応を見るのがおすすめです。
・💡 納期を守るためにできること デザイン確定後の仕様変更は生産の遅延に直結します。サンプル段階で色味・縫製・素材をしっかり確認し、確定情報をクリアにしておくことが最も効果的です。
・💡 検品を“作業”ではなく“信頼作り”に 全数検品は手間ですが、小ロットブランドにとってはブランド評判を守る最後の砦。検品の精度こそが、次のリピートを生みます。

物づくりは、悩みながら改善を重ねるほど面白くなります。小さなブランドの挑戦を、これからも丁寧に伴走していきたいと思います。

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TransMoko (トランスモコ)

Founder: 呂 欣 (Lokin)