カーキとテラコッタの中間色。光の角度で微妙に表情を変えるその生地は、リサイクルポリエステル100%でできています。2026年春夏、渋谷のストリートブランドさんが求めたのは「環境対応」と「デザイン自由度」の両立でした。

依頼内容は“深めシルエットのキャップをGRS認証素材で”というものでした。Z世代向けブランドなので、単にエコというだけでなく、被ったときのバランス感やグラフィックの主張も重視されます。私たちはまず、クラウンの高さをミリ単位で調整しながらアジア人の頭型に自然に馴染む形を試作しました。

素材は軽くて張りのあるリサイクルポリエステル。通気性と耐久性の両面を考え、裏地にはメッシュを使用。印刷では昇華転写による1200dpiの高精細プリントを採用し、ブランドグラフィックのグラデーションを忠実に再現しました。

短納期という条件の中、初回は40日で量産を実現。イベントスケジュールに合わせ、試作品で色合わせを確認しながら工程を前倒ししました。コストを抑えつつも仕上がりに妥協しない。そんな現場判断の積み重ねが、ブランドの信頼につながると感じています。

 

💡 Lokinの製作メモ

・💡 MOQ(最小ロット)の考え方 初回は1000個~の生産が基本ですが、新規ブランドの場合はテスト販売用の小ロット相談も可能です。まず“市場の反応を確かめる”ことを優先して、無駄な在庫を抱えない設計にしましょう。
・💡 フルプリントの色再現 昇華転写では、生地の下地色がわずかに影響します。特にアースカラーのトーンを狙う場合は、色校正サンプルで光源ごとの見え方を必ず確認することをおすすめします。
・💡 検品工程の重要性 素材検証、縫製確認、最終仕上がり検査の三段階で品質をチェックします。一件の不良でもブランドの印象を損ねないよう、“一個単位で見る”姿勢がOEMでは欠かせません。

物づくりは、仕様書の外にある“感覚”を形にする作業です。次のシーズンに向けて、新しい素材や形状で挑戦したい方は、ぜひご相談ください。伴走しながら形にしていきましょう。

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TransMoko (トランスモコ)

Founder: 呂 欣 (Lokin)