クラウドダンサーの白を基調にしたスウェット。照明の色温度ひとつで表情が変わる素材です。その微妙な色の差をどう再現するか——そこからこの案件は始まりました。

渋谷区で立ち上がった5人のD2Cチーム。初めての自社コレクションに挑む中で、前OEMでは納期が3週間遅れ、サンプルと量産の仕上がりにも差がありました。理想は高いのに、制作体制が追いつかない——そんな状況でした。

私たちが最初にしたのは、“不安の可視化”です。裁断から縫製、検品までの進行をすべてポータル上で共有し、写真付きで確認できるようにしました。遅延リスクを2週間前に把握できれば、販売スケジュールを守る余地が生まれます。

次に着手したのは素材提案。コットン100%といっても、番手や織り方で風合いは大きく変わります。5種類の実物を並べ、重さ・厚み・透け感を手で確かめてもらいました。最終的に選ばれたのは、軽さと安心感を両立した20番手天竺。2026年春夏のトレンドカラーも3色先行で染めました。

彼らのブランドが信頼を取り戻したのは、“無理のない製造リズム”を一緒に作れたからだと思います。納期を守るのは当然ですが、そこにチームの呼吸を合わせることが大切です。

 

💡 Lokinの製作メモ

・最低ロットは“挑戦の単位”で考える 30着からでも試せるロット設定なら、デザインやサイズ感のテストがしやすくなります。量ではなく、学びを積むサイクルを意識して。
・サンプルと量産を同工場で作る理由 別ラインで作ると仕上がりが微妙に変わります。同じラインで進めれば、質感や縫製の“癖”もそのまま再現できます。
・トレンドカラーは“先行決定”が鍵 追加染色にはリードタイムが必要。シーズンの2か月前に決めておくと、展示会にも余裕をもって対応できます。

ものづくりは、信頼関係の上でやっと安定します。焦らず、少しずつ一緒にリズムを作っていけたら嬉しいです。

▼ apparel_sweatshirt の製作・OEM相談はこちら

公式サイトで詳細を見る >

TransMoko (トランスモコ)

Founder: 呂 欣 (Lokin)