対横浜戦 | オランダトラガシラ

対横浜戦



 去年までは阪神の対横浜戦というと、大体阪神が勝つことになっているので、余裕を持って観戦していたものだった。ライト側の横浜ファンはそれほど数が多くなかったし、応援の声も小さくて、微笑ましい感じすらあったのである。


 しかし今日の試合は去年とは全く違っていた。前のカードで横浜は中日を三タテして2位、阪神は広島に三タテ食らって借金1の4位に落ちていたということがあって、ファンの勢いが去年とはかなりの違いがあった。横浜側は外野が立ち見だらけの超満員で、バックネットに近い方にわずかな空席があるだけだった。一方阪神側はファンの人数だけは多いものの、そのムードに以前ほどの勢いがなかった。試合が始まる前から、何か嫌な予感がして、対横浜戦らしからぬ妙な緊張感を感じていたのである。


 その嫌な予感が当たったのか、結局試合は三浦に完封されて、見るところのないダメダメな内容だった。ただ一塁内野席の上に地味な満月が浮かんでたことだけが印象的であった。各選手個別に好不調があるのはもちろんなのだが、全体的な「チームの勢い」というものも非常に重要なのだということを勉強させられた試合でもあった。横浜はファインプレーが続出するし、タイムリーもよく出ていた。阪神はエラーとまでは行かないものの拙い守備がいくつかあったし、三塁まで進むことが何度かあっても、その先には全く行けなかった。その違いは各選手の間というよりも、チームの間にはっきりしていたのである。