山手通りの代々木八幡バス停 | オランダトラガシラ

山手通りの代々木八幡バス停


 山手通りは現在、地下に高速道路を建設中のため、地上もやたらと工事中である。進めど進めど、ある意味これこそ東京の風景、という感じの工事中の道路が続いている。

 ところで地方と東京を結ぶ高速道路は、そのほとんどがそのまま首都高速で都心と直通することが可能になっている。例えば東名は用賀、中央道は高井戸、東北道は川口、常磐道は三郷、といった地点で首都高速とそのまま連結しているわけである。しかし恐らくは唯一、私の地元と東京を繋ぐ関越道にはそうした接続は存在せず、関越のドライバーはじっと目白通りの渋滞を進まねばならない。目白通りは十分な幅の広さがないために、他の場合のように高架の首都高を作ることも出来ず、かといって山手通りのように大金を投じて地下に作るような大技もなかなか出来ないので、今後も関越道のドライバーは不便を強いられ続けるだろうとのことである。

 有名な話かもしれないが、目白にある田中角栄邸から彼の新潟の実家までは、目白通りと関越道を経由した一本の道で結ばれているということである。しかしそもそも、東京から一般道で群馬や新潟方面に向かう場合は、「中山道」の関東部分の後継たる国道17号で文京区・巣鴨・板橋・戸田といったエリアを経由し、目白などはかすりもせずに行くことになっていたはずだと思われるのだが、わざわざ従来のルートでない、かつ首都高の併設が困難な目白通りが事実上の新たな幹線道路として設定されたことに、やはり戦後政治の一つの間違った部分を感じる。