translucent star -2ページ目

あした


さいきん


泣き顔とケンカばかり増えて


キスが減ってる


意地はってひっこみつかなくなって


ごめんねのタイミング逃したままで



ほんとうは大好きなのに


すきまがなくなるくらい抱きしめたいのに


さみしいよ



あたしがいなくなるとあなたはきっと困るけど


それ以上に困るのはあたし



だから


次はちゃんと


明日はちゃんと好きって言おう



足らないことばを


キスでうめよう



gone

夢をみた


少し髪を切ってた


たぶん


髪を切ってるとこのまえ聞いたせいだ




話し方も


手の内を見せない返答も


いかにもあなただった





まだ


そんなに時間はたっていないようで


実際こころの距離はずいぶん前からひらいてたし


とくべつ何かが変わったようには思わない


別に平気




近くにいて


離れた距離をいつも痛いくらい感じるより



顔を見なくて済む


本当に離れてしまった方がましだと


つくづく思う




今となっては


すべてまぼろしで


ひりつきだけを残して消えた過去だ



助手席も


横顔も


かぎ慣れたランドリーソープも


赤点滅の信号も


ハザードも


声も


ぜんぶ


全部

心の中の塵

少しずつ薄れていくの


そうゆうものだから



会いたいとは、もうあまり思わない


戸惑うだけだもの


何も生まない




何を思ったか には


全然興味がない とは言えないけど


こたえはきっと無いんだとおもう




たしかにあった時間はどこにいくんだろう




愛だと信じたものは


愛だと信じたかっただけでしがみついていただけの


それによく似た でもちがうもの




でも今は違うの


あたしはようやく愛を知り始めた


だから幸せ





でも


このしこりはきっと残るんだろうな