正義の翻訳者のブログ

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お客様、直接取引の場合と翻訳会社経由での取引の場合を問わず、英語の文献でも翻訳する前に修正が必要と思われるテキストが、最近、送られるようになってきた。

日本語の場合は、日本のお客様の担当者(特に若い方)の文書能力不足に起因するケースがほとんどで、上司の方による修正で解決する場合が多い。翻訳に出す日本語文献を、母国語としない外国人が作成するケースは、99%無い。(実際、アメリカ出身の方で、母国語レベルの日本語を書かれる方も実在するが、極めて稀なケース)

これが英語の場合はどうなのか?

いろいろ調査したが、以下の事柄が原因のようだ。

1)大陸欧州言語の文献を、Google Translateを利用して英語にして、校正しないまま、私に依頼。
WIPOがGoogle Translateをツールとして採用して以来、この手の文献が多い。

時期としては、これを日本で正式発表した2010年11月と記憶している。翻訳担当官が国連大学でセミ
ナーを開催し、2010年JTF翻訳祭にも来場していた。

2)アメリカなど、英語圏に本社なり親会社を置く外資系企業の場合も、アジア地区法人向けに作成する文書は、マレーシア法人なり、シンガポール法人、香港・中国法人で作成しており、英語圏諸国から出てくる文献と比べると、語彙の使い方がどことなく、ぎこちない。

3)1)と関係するが、中国語から英語にした文献を日本語訳に回している。


日本人翻訳者も、英語ネイティブに負けない「Native Proficiency」を身に着けて、客先から送付される英文に対しても、チェックを入れられるような能力を持つべきである。

この能力・スキルを身に着けるには、2つの事を実践するしかない。

1)英語圏諸国で出版されている文献を読みこなすしかない。数多く読みこなすしかない。

2)たとえお金にならなくても、英語で書く「癖」を付けて、英語ネイティブの文書作成スキルとパターンを身に着けるしかない。conyac.ccは、翻訳者のサイトであるが、私はどちらかというと、中国語や韓国・朝鮮語への翻訳の練習用に使っている。

また、留学などで英語圏諸国に2~3年在住したから、日英翻訳ができると、翻訳者本人、翻訳会社、お客様社内でも考えられているようであるが、2~3年では不足と考える。筆者の場合はカナダに10年在住した経験を持つ。また日本時代も、外資系、しかも「準治外法権」と入れるくらいに、英語のみでビジネス、生活する環境で4年を過ごした。