「ブックカバーチャレンジ」という、読書文化の普及に貢献するためのチャレンジ
にお声がけいただいたので、今日から7日間好きな本を紹介したいと思います。
本の表紙画像だけアップ、毎日友達を1人招待などのルールがあるそうですが、
あえてルールにとらわれない〈フリースタイル〉とさせていただきたいと思います。
【7日間ブックカバーチャレンジ:1日目】
『夏のルール』(ショーン・タン、岸本佐知子 訳/河出書房新社)
昨年、初めて手にとったショーン・タンの作品『アライバル』に感銘をうけ、
その後、いわさきちひろ美術館で開催された「ショーン・タンの世界展」を
見に行ったときに惹かれたのがこの絵本、『夏のルール』。
すっかり忘れてしまっていた情景や心情がふとよみがえるような、
懐かしくて、はらはらして、身につまされて、心がしめつけられるストーリーと、
不安や恐怖、勇気、油断など、さまざま感情がみごとに表現された絵が
素晴らしく、いつまでも眺めていたくなります。
子ども達も大きくなって、プレゼント以外で絵本を買うこともないだろうと
思っていたのが、どうしても手元に置いておきたくなって自分用に購入。
開くたびにいろんな懐かしさがこみあげてくる大切な一冊です。