とらドラ!その0 | ラーメン食べたい透明人間

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とらドラを愛してやまない物語中毒者。気が向いた時に更新します。

 
 大河:幼少期~高校入学まで
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   昔は夢を信じる少女だった

大河と両親は良好な関係とは言えなかった。しかし大河は仲良くなりたいと願った。他の家族のように、ありふれた普通の関係に。しかしその願いは叶わず、両親は離婚した。父の陸郎は再婚したが、結局家庭環境は良くならなかった。ある時ふとした拍子に「こんな家出て行きたい」と大河が声を漏らすと、そのまま家を追い出され、一人宛てがわれたマンションに取り残される。母親の次は大河の番、そういう父親だった。


大河はカトリック系の小学校に入学したが、中学から高校に上がる時、素行不良で進学できなかった。つまり小学校入学以降に両親が離婚し、家族との不和によって大河の性格が一変したのは、中学生の時と考えられる。


そして一人取り残された大河は「望んだものは絶対手に入らない」と思い込むようになる。どれだけ期待しても、望んでも、夢を見ても、全て壊れ一人になる。そういう環境で育ったのだった。




 それぞれの高校入学からの1年
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美人だった大河は入学から注目を浴びるが、素行の悪さはそのままで”手乗りタイガー”と呼ばれ恐れられる。

しかしそんな大河に告白し罵声を浴びせられた北村だったが「そのストレートなところに惚れた」と告げられる。大河はそのまま北村を振るが、そのままの自分を必要としている人がいることが嬉く思い、いつの間にかそれが恋心に変わっていった。



竜児は入学当初から目付きの悪さから、根も葉もない噂話により皆から浮いていた。しかし北村と仲良くなり、その部活仲間である実乃梨の、誰にも変わらない態度で接する姿に恋をする。

 
  まぶしすぎる実乃梨の笑顔


誰とも仲良くできる実乃梨は”手乗りタイガー”とも親友と呼べる仲になった。2学期に大河の父親が帰ってきて喜んだが、裏切られた大河を見て、深い事情にまで足を踏み込むことができなくなってしまった。



高校デビューを夢見た北村は大河に告白するもあえなく玉砕、そのざまを見ていた生徒会長のすみれに生徒会室まで連行され、生徒会庶務として日々を過ごしている内に、すみれのことを密かに思うようになっていった。

 

ここまであまりいうことは無いですね。一つ言うなら、北村の大河への告白シーン。アニメはいきなり「惚れた」と言う北村ですが、原作では、「綺麗だ!」と告白。そして「気持ち悪い!」と返され「惚れた!」と恥ずかしげもなく言う。その後「変態!」と言われ右フックでKO。なんというか凄い。なのでここの書き方は原作にそった書き方です。単純バカと言われるべきだったのは、北村のほうじゃないでしょうか。



ざっとですが纏めてみました。と言っても大体の設定は1話の会話でわかるので、ただひとつ重要な部分を太字にしました。大河のこの思い込みは、これからすべての行動に対しての根幹なので、ここだけを抑えてけば今後の展開をスムーズに理解できると思います。

その他深く掘り下げれるところもありますが、それはそのうち纏めます。特に大河はどれだけ掘っても底が見えないのですが、望んだものは絶対手に入らないの一言で、ほとんど説明できるのは本当に凄いなと。

それでは今回この辺で。これから更新頑張っていきます。












大河と竜児、そしてその周りの人達は、何を失い、そして何を見つけ、どのように世界が変わっていくのでしょうか。