皆さんこんばんは。
最近知り合いの方が、凪のあすからを全話視聴したそうで。私はリアルタイムで見ていたんですが、その時に感じたことを思い出しながら書いていこうかと思います。
さてさて、早速表題にある、とらドラ24話と凪のあすから25話の相似点なんですが、
主人公がヒロインに恋をし、その気持ちに別のヒロインは気づいており、主人公が恋に向き合った時、別のヒロインがそのことを問い詰める。
文字で見てもなんのことかわからない人多いと思うので、台詞を抜粋しましょう。
まずは凪のあすから25話から
深夜一人で海に出かける光を見て、それを追いかける未海。浜辺で追いつきなぜ家を出たのか尋ねる。明日まなかのために行われる、おふねひきの事が気になっていた光。そこで未海は、光の気持ちを確かめるために問い詰める。
美海「まなかさんのこと好きなんだね」
光「はぁ!?お前何言ってんだおま…」
美「好きなんだね」
光「…ああ。まあな」
美「もっと言って」
光「はぁ?」
美「もっと言って!まなかさんが好きだって!」
光「ばっバカじゃねえの!?」
美「言って!色々してあげたお礼に!」
光「どういう趣味だよお前!」
美「…言って。お願い」
光「…まなかが好きだよ」
主人公の光がまなかに恋をし、それに気づいていた美海という構図
次にとらドラ24話
大河と共に逃げることを決意した竜児。逃げる二人を捕まえるため、生徒たちに連絡している親たちだが、亜美の家には連絡が来ていないので竜児と大河を匿うため部屋に招き入れる。先に大河がシャワーを浴びるため家に入り、ふたりきりになった玄関で亜美は竜児に問いかける。
亜美「あんたさぁ、タイガーが好きなんだよね」
竜児「な、何言ってんだよお前」
亜「好きなのよね」
竜「おっおう…」
亜「ちゃんと言って」
竜「な、なんだよお前…」
亜「言って」
竜「どうして…」
亜「…言って」
竜「…大河が好きだ」
主人公の竜児が大河への気持ちに気づき、そのことにずっと気がついてた亜美。
台詞もほぼ同じような流れ。とても似ていますが、この後の美海と亜美の行動の違います。この違いが、この二人の性格をよく表してると思います。
・美海の場合
光の返答の後、
涙目になり、
走ってその場から逃げ去ります。
まだ精神が未熟な感じがしますね。光の気持ちに気づいていたのに泣き、現実を受け入れれずに逃げ出す。亜美とは違い何度も光に返答させているところも、幼い雰囲気が出てて面白いです。
同氏脚本の「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」でも似たようなシーンがあり、逃げ出したことを再現し、逃げずに思いを口にすることで、主人公の成長を描いてました。美海はこの後、どう変わるのかを見てみると面白いかもしれません。
・亜美の行動
竜児の返事を聞き、
微笑み、
蹴っ飛ばします。
美海とは正反対とも見える行動。気持ちの整理ができているから、前向きな表情ができているのですが、それならなぜ蹴っ飛ばしたのか。
亜美は自分のことを大人だと言われ「本当私って大人…」と皮肉をつぶやいてました。まだ自分が子供のような感情を持っているけれど、周りの期待に応えるために大人を演じていただけに過ぎません。
なので、ここで大人の対応をするのではなく、子供っぽい行動をすることで、ここで出してる感情は本心なんだと密かにアピールしているのではないでしょうか。亜美が初めて自分の心を曝け出した良いシーンだと思います。
-----------------------------------------------------------------------
似たような構図もあり、最初から意識していたシーンなのかも・・・?
思いつきで書いたので、凪のあすからのことが細かく書けなかったので、また見なおしてみたくなりましたね。
普段雑多にアニメを見てるので、まだ私は監督や脚本家を意識してあまり見れてないので、好きな作品を深めて見るのを意識したいです。
皆さんも、好きなアニメの脚本家が別のアニメで似たようなシーンで、どういうかき分けをしているか見てみると面白いかもしれません。
それではまた遠くない未来に会えると信じて。
次回あたりはとらドラ以外のことも書きたいですね。