今日は、カナダの私立校ってどんな感じなの?と疑問を持っている方への記事です。
長くなりそうなので、数回に分けたいと思います。
1. カナダの私立校ってどういう種類の学校があるの?
大きく分けてカナダの私立校には三つのタイプがあります。
- 寮制私立校、いわゆるボーディングスクール
- 寮のついていない、いわゆるローカルの生徒が通うデイスクール
- インターナショナルスチューデントを対象にしたインターナショナルスクール
トランジションズカナダでは主に1と2の学校をご紹介しています。
例にあげますと、寮制私立校はアップルビー、トリニティー、リドリーなど。
海外やカナダの離れた地域から来ている生徒は寮生活になりますが、現地に住んでいる生徒はDay Studentとして親元に住みながら通います。
デイスクールはHillfield Strathallan College, St. Mildred's Light-bourn School, MacLachlan Collegeなどの、寮がない学校のことを指します。
いずれも伝統校であり、留学生だけをメインに入れている学校ではありません。
現地の子供達と留学生が一緒に交わりながら学ぶ環境が整っているのが1と2の学校です。
1と3のミックスなのがフルフォードアカデミー。あまり英語に自信はないから、自信をつけるために留学したい、将来寮制私立名門校に行くという目標がある方におすすめしています。
2. どのような家庭の子たちが私立に通うの?公立に通う家庭と私立に通う家庭の比率は?
詳しい比率は統計がないのでわからないのですが、カナダの家庭の10%以下が子供を私立に入れていると言われています。
日本よりも人口が圧倒的に少ないですし、公立の学校は世界的にみても水準が高いので私立校の数は多くはありません。
公立でも十分な教育が受けられますし、普通に勉強していれば国内の大学にも問題なく入ることができます。
その現状がありながらも私立に入れるご家族がいるということが、カナダの私立校の質の高さを物語っているでしょう。
日本の私立校よりも2倍、3倍の学費ですので、親御さんには管理職の方や業種ですと金融、医療、法律関係、会社経営者などが多い印象を受けます。日本でいうサラリーマン家庭も一定数いらっしゃいます。私立の学校は手厚い奨学金制度もありますので、現地の子供たちはこの制度を使って通学することもあります。留学生対象の奨学金も最近増えてきました。
寮制の伝統校になりますと、インターナショナルスチューデントは一年で800-1000万円かかりますので、それなりのご家庭が多いのは事実です。
次の記事では:
日本と違ったカナダならではの私立教育とは?
留学することによってカナダの私立校で学べることは?
についてお答えしたいと思います。
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