最近、ちょっとしたことでイライラしてしまうこと、ありませんか?
私イライラすることあります。
先日も、「Tシャツが見つからない。どこいった?お母さんどこ置いたの?」と、
娘がイライラして聞いてきたので、私までイライラして「知らないわよ!」と答えてしまいました。
その後よく考えると、間違えて主人のところにしまっていました💦
職場での人間関係、家族とのやりとり、思うようにいかない現実。
「もう我慢の限界!」と感じている方も多いのではないでしょうか。
でも、イライラすることは悪いことではありません。
それは、あなたの心が限界を知らせてくれているサインなんです。
イライラを我慢すると、脳が「怒りモード」を覚えてしまう
人はイライラを感じたとき、脳の「扁桃体」という部分が活発になります。
そこが“危険”や“不快”を察知し、「戦うか逃げるか」という反応を起こすのです。
ところが、我慢したり、無理に抑えたりすると、 この反応が脳に“癖”のように定着してしまいます。
そうすると、少しの刺激でも反応しやすくなり、 頭では「落ち着きたい」と思っていても、感情が勝手に暴走してしまうのです。
理性や共感を司る「前頭前野」の働きも低下し、 冷静な判断や思いやりの言葉が出にくくなります。
結果的に、「どうしてこんなにイライラするんだろう」「自分が嫌になる」と、 自己否定に陥ってしまうこともあります。
感情は抑えるものではなく、“気づく”もの
怒りはコントロールするのではなく、 「今、私の中に何が起きているのか」に気づくことが大切です。
「本当は悲しかったのかも」
「わかってほしかったのかも」
そんな小さな“気づき”が、心を落ち着かせる第一歩になります。
次回は、イライラを放置したときに起こる 「体への影響」について、医学的視点からお話ししますね。