ひとりひとりの価値を創造し
命をめいっぱい輝かせて生きる
心医 野上徳子です
「憧れるのはやめましょう。
憧れてしまったら越えられない。
今日1日だけは、憧れを捨てて
勝つことだけを考えましょう。」
これは
WBC決勝アメリカ戦の前に大谷選手が言った言葉
名言としてマスコミに取り上げられ
多くの人がこの言葉に感動しました
私は、日本が優勝した重要な要因の一つであり
大谷選手の戦略であったと思います
どうして大谷選手は
憧れをやめましょうと言ったのでしょう?
心理学的に解説していきたいと思います
理由は2つあります
⑴ 憧れるということは、
相手を上に見ているということ
逆にいうと
自分は下に見ている状態です
相手に勝つためには
相手を自分と同等
もしくは上に立つ必要があります
⑵ 憧れというのは
脳内プログラムの一つであるメタプログラムでは
人間重視型です
人間重視型とは
ワクワク、楽しさ、充実感、人との繋がりなど
人間的な感覚を得ることを重視するパターン
しかし
結果やタスクに焦点があたっていないため
目標を達成することができません
結果を得るためには
物質タスク重視型に変化させる必要があります
大谷選手は『勝つ』
という結果に焦点をあて
チームの脳内プログラムを見事に変化させました
メジャーリーグで有名な選手が
大勢出場していたため
日本チームの選手たちの間で
このような会話がなされていたのを
聞いていたんだと思います
そのため
大谷選手は『勝つ』ために
脳内プログラムの一つである
メタプログラムを変換させる
という戦略を使ったんだと思います
スポーツ選手が結果を出すためには
イメージトレーニングが重要とされていますが
脳内プログラムを整えることも非常に重要ですね