今日は神戸・摩耶埠頭の税関にバイクと荷物の通関に出かけた。バイクと荷物は10日ほど前にすでに日本通運の倉庫に入っていたが、書類をそろえたり、通関のために丸一日空けられる日を選んでいたら今日になってしまった。
経費を少しでも安く上げたいのと、通関の手順を自分で体験しておきたいこともあって、通関の手続きのうち自分でできる部分はすべて自分で行った。税関、日本通運とも職員さんは好意的で、意外に楽に終わったというのが感想だった。

バイクと、キャンプ道具の入ったバッグは、同じ梱包に入っていたが、税関の担当部署が違う。そこで、日本通運にそれぞれの書類を事前に送ってもらい、当日はふたつの窓口に出頭した。
まず、それぞれの品に関する書類を作成し、日本通運の倉庫から税関検査場まで荷物を移動させる許可を得る。お昼をはさんで、午後一番に許可証を日本通運に渡し、検査場までバイクとバッグを運搬してもらう。

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ここで久しぶりにバイクと対面。おお、おかえり!

トラックの荷台の上で、税関職員の検査を受ける。バイクの通関は書類と実物の同一性の照会のみで、あっという間に終わった。バッグはすべて開けて中身を出してチェックされたが、「これ何ですか?」「梅干です」「あー、海外旅行の必需品ですよねー」みたいな和やかな雰囲気で問題なく終了。
検査終了の書類をもらって、通関手続きは終了。バイクと荷物は一旦日本通運の倉庫に戻り、そこで荷台から下ろされて引渡しとなった。

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日本通運さん、お世話になりました!

その場で国際ナンバープレートを日本のナンバーに付け替える。引き渡されたものの、ガソリンは航送のためにすべて抜いてあるので、走ることはできない。ガソリンスタンドまで押していってガソリンを入れ、スタンドのすみを借りてバッテリーを新しいものに交換する。ぺちゃんこになっていたタイヤに空気を入れ、減っていたオイルを注ぎ足す。スタンドのおっちゃんが手伝ってくれた。エンジンはかかったがしばらくはアイドリングが安定せず、あれこれ試していたら、おっちゃんは自販機でコーヒーまでおごってくれた。

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ありがとう!何年か前までは、このスタンドにもロシア人が中古車のバッテリーや部品を買いにたくさん来てたんだって。

走り出せばバイクの調子も戻ってきて、家までトラブルもなく帰り着いた。ただ、今も俺は左側通行がしっくりこないまま。一回だけ左折のときに右車線に入りそうになって焦った。
くたびれて満身創痍のバイク、まずはバイク屋にドック入りさせないとね。よくなったら、次はどこへ行こうか。